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(妖精の首飾り)(03)

「ありがとう」
 妖精はあでやかに笑って、窓のほうを向いて言った。
「みんな、お水がもらえるわ!」
 フィリシアが驚いたことに、すると、わーっと小さな歓声が上がって、十数人ばかりもの妖精たちが、手に手にボウルを持って窓から入って来た。
「ありがとう」「ありがとう」「ありがとう」
 唖然として見守るフィリシアの目の前で、水差しの前には妖精の行列ができ、どんどん水は注がれて、ちょうど最後の妖精で、水差しは空になってしまった。
 それでもフィリシアが抗議できなかったのは、妖精たちが皆、とても嬉しそうに見えたからだった。妖精たちは飛んで行って、窓際の小机の上にボウルを並べ始めた。フィリシアは歩いて行って、椅子によじ登り、その様子を眺めた。
 妖精たちはやがて、面白い作業を始めた。水を張ったボウルに月の光が映るのを、さっと掬いあげて糸に通し始めたのだ。楽しそうに歌いながら。「月の首飾り。星の首飾り。光り姫に、光の首飾り差し上げましょう」
「ひかりひめって、ようせいさんのおひめさま?」
と、フィリシアは尋ねた。手を休めないまま、妖精たちは口々に答えた。
「すこし違って、もとは人間の姫君でいらしたの」
「お淋しそうなの、だから少しでもお気が晴れるように」
「私たち、贈り物を差し上げることにしたの」
 その間にも、首飾りはどんどん出来上がっていく。
「できた!」

 

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コメント

月の首飾り、星の首飾りお水から掬いあげ軽そうで美しい首飾り驚きですよヽ(^。^)ノ

コメントありがとうございます♪
そうなんです、とても軽くてキラキラして、うっとりするような首飾りなんですshine
妖精さんたちの気が向けば、おそろいの耳飾りも出来るかもしれませんconfidentheart

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