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(妖精の首飾り)(04)

 やがて、キラキラと輝く光の首飾りが完成した。妖精たちは、できた、できたと大はしゃぎで、首飾りをみんなで持ってくるくると回った。
 フィリシアはうっとりと見とれた。それから、がまんできなくなって言った。
「あのね、わたしも、さわっていい?」
「だめ!」「だめ!」「だめ!」
 あっさりと断られて、しょんぼりしたフィリシアに、一人の妖精が言った。
「あなたはとても良い子。でも、呪われている人に贈り物をさわらせてはいけないの」
「のろわれてる? わたしのこと?」
 フィリシアはびっくりして、その拍子に、また咳き込んだ。首飾りに咳がかからないように、ちゃんと横を向いた。けほ、けほ、けほ。咳が止まらない。でも、水はもうない。
 だれかよびにいかなくちゃ。でも、そうしたら、ようせいさんたちは。
 妖精たちは、おろおろしていた。
「どうしよう」「どうしよう」「どうしよう」
 咳が止まらずに涙ぐんでいるフィリシアには、妖精たちの声しか聞こえない。
 誰かが言っていた。
「ねえ、聞いて。私たち、水をくれたこの子に、お礼をしたいと思ってたわよね?」
「思ってたわ」「思ってたわ」「思ってたわ」
「私たち、この子の呪いを解くことはできないけれど、軽くすることはできる」
「できるかしら」「できないわ」「できないわよ」
「光の姫様だって、きっと、この子を助けたほうが喜ぶわ。だから・・・」
 しーん、と場が静まりかえったのがわかった。何が起きているのか、フィリシアにはわからない。けほ、けほ、けほ。くるしい。だれか、たすけて。
 そのとき。何かとても眩しいものが、フィリシアの視界に入った。眩しいものは、上から下へと移動して、フィリシアの首にかかった――それは、光の首飾り!

 

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