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(妖精の首飾り)(05)

 驚くフィリシアの首の周りで、首飾りはぱあっと光を放ち、そしてフィリシアの体の中に吸い込まれていった。
 フィリシアは目をぱちぱちさせたが、気がつくと、咳は止まっていた。
 はっとして小机の上を振り返ると、妖精たちはまだそこにいて、揃ってこちらを見つめていた。
「よかった」「よかった」「よかった」
「でも、おくりものが・・・わたしのせいで・・・」
「また作るわ」「満月はまた来るわ」「光り姫さまも喜ぶわ」
「ごめんなさい・・・」
「あなたは悪くないわ」「大丈夫」「気分はどう?」
 言われて気がついた。単に咳が止まっただけではなかった。いつも感じていた、体の力を何かに吸い取られていく嫌な感じが、すっかり無くなっていた。
「ありがとう、とてもいいわ」
「よかった」「よかった」「よかった」
 最初の妖精が言った。
「私たち、今夜は帰ります。でも、また機会があったら、お水をくださいね」

 この日を境に、フィリシアはみるみる健康になり、ばら色のほおの、ふつうの女の子になった。王と王妃の喜びは、いかばかりだったことか。
 そして、フィリシアの寝室の水差しにはいつも水が満たされることになり、時折なぜか、夜のうちに空になっているのだった。
 のちにフィリシアが、光り姫そのひとの友となるのは、それはまた、別のお話。

 

(完)

 

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コメント

多忙でなかなか、次を読みに来れずにいましたが、よかったです~!
実はけっこう乙女趣味で、童話のお姫様モノが大好きなので(笑)こういうの、素直に大好きです。可愛い姫君や妖精の姿、物語の情景が目に浮かぶようで、とっても素敵でした~。
あ、光り姫のお話もありますね……読んでみよう(ワクワク♪)

景澤晶さん、こんにちは。
再びのご訪問、ありがとうございますhappy01

私も、童話とか絵本とか大好きですheart01
って、あえて言わなくても作風でバレバレですねsweat02

「妖精の首飾り」は、やや地味な話になっちゃったかなーと思っていますが、
少しでも楽しんでいただけたなら幸いです。
コメントありがとうございました!

こんばんは♩
「妖精の首飾り」
今回のお話は、優しく 心温まるお話でした。
優しい妖精たちで良かったconfident
子守歌を聴いているようでしたnight

p.p.monti さん、こんばんは。
コメントありがとうございます♪

いろんな色のエピソードを並べております。
ひとつでも、ふたつでも、お気に召すお話がありますように…clover

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