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化身の魔女(12)

 和気あいあいと昼食を終えると、ルークはひとりごとのように、
「それにしても時間がかかるな」
「うん」
 キートが同意すると、
「おーい、魔女」
と呼んだ。キートが驚く暇もなく、魔女はすぐに現れた。それが口を開くより早く、
「一体これが全部終わるまでどれくらいかかるんだ?」
 魔女はがっかりしたようだったが答えた。
「まるまる一日くらいかしらね。でも、外の世界の時間なら心配ないわよ。あなた達が来た時から全然時間は経っていないわ」
「この太陽はここだけの太陽ってわけか」
「ええ。夜になったら眠ったっていいわよ」
「晩飯はどうしろって?」
「ほんとに図々しい人達ね」
 魔女は不機嫌な様子になった。
「私を何だと思ってるの」
「だったら早く終わるように、こいつらの数を減らせよ」
「・・・食事なら」
 魔女はまた上機嫌になった。
「いいわ。あげるわ。ここにテーブルを置くわね。テーブルクロスを振れば、適当に食べ物が出てくるはずよ。でも、これ以上のぜいたくは許さないんだから」
「馬の分は」
「・・・何ですって?」
「馬の食事だよ」
 魔女はきっとなったが、さっと杖を振って、二頭の馬の周りに青草を茂らせた。
「これでいいでしょ。もう用はないでしょうね。――そう。じゃあね」
 そうして、怒りながら再び消えてしまった。
 午後いっぱい、二人はまた黙々と行列を眺めて過ごした。日が落ちる頃、行列を止めて食事をとった。ルークが魔法のテーブルクロスを振ると、テーブルの上には王侯貴族もかくやという御馳走が並び、二人は驚いたものの、もちろん喜んで、おなかいっぱいに食べた――こんなことなら昼飯の前に出させるんだった、と、ルークがぼやいた。

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