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(幼きもの)(02)

 リーデベルクのドゥーイット博士は、思い描いていたとおりの好人物だった。
「やあ、マシュモッシュ殿、ようこそいらしてくださいました! ああ、なんだか初めてお会いする気がしませんね!」
「まったくです、ドゥーイット殿。こうしてお会いすることが叶って、本当に良かった」
「このあたりには南の方はあまりお見えにならないので、お肌の色のことでご不快な思いをすることがあるかもしれませんが、どうかお許しいただきたく」
「なあに、ご心配なさらず。あちこち行きますから、そんなことには慣れっこです」
 二人の博士は、すぐに打ち解けて、荷ほどきもそこそこに、様々なことを話した。
 食事の間も、最近発見された古い書簡や、南国に見られるレティカ風の副葬品などについて、大いに議論した。
 食後に、お茶を飲んで一息つきながら、ドゥーイット博士が、
「さて」
と言った。いよいよ、ここからが本題なのだ。
「あらためて貴殿にお願い申し上げます、マシュモッシュ殿。どう説明したものかと私もいろいろ迷いましたが、かえって何の予断もないほうがよろしいだろうと思うようになりました。実はもう、昨日のうちに、陛下にはお話を通してしまいました。いつでもご登城いただけますから、ご都合さえよろしければ明日にでも、王子殿下にお会いいただけないでしょうか?」
「かまいませんよ。しかし、何をお話したらよろしいのでしょう?」
「何でも、お好きなことを。王子殿下には、マシュモッシュ殿のことを、『有名な冒険家がもうじきいらっしゃる』と説明してあります。殿下は冒険の話が大好きでいらっしゃいますから、きっと楽しみにお待ちになっていることでしょう。ただ、ひとつだけ気をつけていただきたいのは・・・」
 言いかけて、ドゥーイット博士は、いやいやと首を振った。
「すみません、今は何も言わずにおきます。直接お話ししていただければ、じきにマシュモッシュ殿にもおわかりになると思いますから・・・といいますか、むしろ、マシュモッシュ殿が何にも気付かれず、これが普通だとおっしゃるならば、それはそれで良いのです。とにもかくにも、私は小さいひとたちに教えた経験があまりないので、殿下がどのくらい珍しい例なのかもよくわからず・・・もし万一、お話では間がもたなくなったりした場合は、カード遊びでも教えてさしあげてください。私がババ抜きをお教えしたときのカードをお持ちのはずですから」
「ふむ。ハッキリしないおっしゃりようですが、わかりました。それでは先入観なしで、さっそく明日、お話に伺うことにいたしましょう」

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コメント

どうもこんばんは、雪村さん。芝臣です。

すみません、プライベートなことをお訊きするようなことになって・・・。それにしてもフルタイムの兼業主婦というのは、やっぱり大変なんじゃないかなあ、と想像してしまいます。

まあ、それはともかく。

ドゥーイット博士とマシュモッシュ博士のやりとりは、いわゆる「オタク」同士のノリを彷彿とさせましたね(笑)。まあ、同好の士というものは出逢うとこんな感じになるのかもしれませんが。

さて、気になったのは、この世界では「子供」という言葉がなく、「小さき人」と呼ばれていることですね。
いや、もしかしたらドゥーイット博士独自の言い回しなのかもしれませんが、他のお話ではどうだったのか、確かめてみたいですね・・・大変ですけど(苦笑)。

あと、この世界ではババ抜きがあるということも、興味深いです。他にはどんなカードゲームがあるのでしょうか?

とりあえず、そんなことがまず気になりました。

どうも失礼しました。
それでは、また。

芝臣さん、こんにちは。雪村です。
またまた素早いコメントをありがとうございます。

「小さいひと」というのは、単純にドゥーイット博士の言い方なので、確かめなくていいですよ~。
カードゲームについては、「華飾の町」でフルートとセレンが暇つぶしに遊んでいたのが、まさかババ抜きではないだろうと思いますので(!)、ポーカーに似たゲームがあるのだと思われます♪

どうもこんにちは、雪村さん。芝臣です。

そうですか、やはり「小さい人」というのはドゥーイット博士独自の言い回し(口ぐせ?)なんですね。

確か、私が読了を休止している「化身の魔女」にも子供が出てきたはずで、大人フルートたちが何と呼んでいたか、ちょっと気になりましたが、調べなくともいいとのことですので、今回は敢えて無視させていただきます(苦笑)。

「華飾の町はファンタジーですけど、充分、SF(スぺオペ?)にも使えそうな設定とストーリーですね。あれで活劇が起こらないのは女性ならでは、というより雪村さんの優しさかなあ、と思いました。

なんにせよ、続き(03)をお待ちしておりますので、ノンビリ、でも、それなりのペースで頑張ってくださいね。

あと、いつもご来訪くださり、大変ありがたく思います。どうぞこれからもよろしくお願いします。

どうも失礼しました。
それでは、また。

芝臣さん、こんにちは。雪村です。
コメントありがとうございます♪

「化身の魔女」に出て来る道案内の男の子は、自己紹介したあと、ずっと名前で呼ばれていますwink
「華飾の町」については、SFとも活劇とも近いと思ったことはなかったので、意外なご意見で面白かったですheart01

次回更新は、明日の日中あたりを目指しています。
ちっちゃいフルートを早く出してあげないと、私も落ち着かなくて。
もう少々、お待ちくださいませ~。

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