2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

ひとこと通信欄

  • (2017/8/13朝)創作活動が進みません~。少しばかり夏休みをいただきます~。

ランキング参加中!

  • 記事がお気に召したらクリックしていただけると、作者の励みになります。(1日1回まで)

    (投票せずに順位を確認したい方はこちらから。)

読者アンケート実施中♪

  • 所要時間は5分くらい?
    個人情報の入力はありません。
    よろしくお願いいたします。
    こちらから。

SF「夜景都市」(未完)

最近のトラックバック

プロフィール

  • 城

    雪村月路
    snow.moon.rainbow☆gmail.com
    (☆を@に変えてください)
    Twitter: @ariadne_maze
    ブログ更新量について
    愛読書100冊

    うちの子同盟 うちの子同盟

無料ブログはココログ

« 夜を越えて(03) | トップページ | 夜を越えて(05) »

夜を越えて(04)

「では、いくつか確認させてもらおう」
と、ゼラルドは静かに話を進めた。
「狂信者たちは何人くらいいて、どのような格好をしているか、わかるかな」
「あたしが見たのは、10人くらいだったわ・・・。リーダー以外はあまりしゃべらなくて、全員、黒いマントを着ているの・・・あなたみたいに」
 巫女はゼラルドの服装を指した。ゼラルドは少し戸惑ったようだったが、
「それなら紛れ込めるかもしれない」
 ひとりごとのように言いながら、自分の聖札を取り出し、手の中で混ぜて、何枚かをめくった。めくったカードを見ながら、ふと首をかしげ、もう一度カードを切りなおして数枚めくった後、顔を上げて、告げた。
「その10人は、おそらく教団の中心となる構成員だ。そして、明日の儀式には、さらに30人ほどが集まるだろうが、その30人は、実のところ30体、全て屍だ。指導者の意のままに動くように術をかけられている」
 巫女は驚いたようにゼラルドを見上げた。
「そうなの・・・? そんなことまでわかるの・・・? 札を並べてすらいないのに・・・」
 ゼラルドは意に介した様子もなく、
「君は、捕まったとき、血の一滴か、髪ひとすじを、奪われなかったか」
「髪を抜かれたわ・・・」
「では、ぼくにも一本くれるかな。術者が君を操るのを阻止する」
 巫女は長い髪を一本抜いて、ゼラルドに渡した。ゼラルドは、いくつか嵌めている指輪のひとつを外して、受け取った髪の毛を巻き付け、また指に戻した。
 ルークが手を挙げて尋ねた。
「戦闘になったとき、その30人だか40人だかの中に君が紛れ込んでいたら、どうやって見分ければいいんだ?」
 ゼラルドは、自分の着ているマントのすそをつまんで、軽く振った。すると、黒ずくめだった彼の服装は、マントの中まで、一瞬で白ずくめになった。
「紛れる必要がなくなったら、こうする。これなら区別がつくだろう」
 返答を待たずに、また同じ仕草をして、黒ずくめに戻る。ルークが半ばあきれたように、
「手妻のようだな」
と言えば、
「似たようなものだ」
と、ゼラルドは冷ややかに応じた。
 さらにいくつかのことを打ち合わせてから、ルークとゼラルドは、見回れる範囲を簡単に見回って、そのあとは朝まで休憩を取った。気がつけば、巫女の娘も、安心したのだろう、牢の中で横になって、すやすやと眠っていた。
 そして、夜が明けた――。

人気ブログランキングへ

体調不良のため執筆が遅れています。
次回も遅れたらごめんなさい。
お話自体は若干のびています。

« 夜を越えて(03) | トップページ | 夜を越えて(05) »

コメント

どうもおはようございます、雪村さん。芝臣です。

体調のすぐれない中、「夜を越えて」(04)完成、お疲れ様でした。
今回は魔術師ゼラルド、八面六臂! とでもいうようなお話でしたねえ(苦笑)。
なんかもう、「矢でも鉄砲(はあるのかな?)でも持ってこい! ってな勢いで問題を次々と解決していき、しかも本人はあくまでも冷静沈着、ゼラルド・ファンにとっては笑いをこらえきれないお話だったのではないでしょーか?(笑)。

・・・まあ、それはいいんですけど、やっぱり雪村さんのお具合が心配です。
どうか無理せず、体調が安定するまでは、ゆっくり休んで、執筆も見合わせてはいかがでしょうか?
私も雪村さんほどではありませんが、大量のクスリを毎日、服用しており、夕方過ぎには意識が朦朧としてきて、18時や19時頃、ひどい時には17時頃でさえ、何もかも放り出して眠り込んでしまうことも珍しくありません。

おそらく薬物の一日の分量が蓄積して、そういった効果を睡眠薬なしでも発揮してしまうんではないかと自分では考えているんですが、結局、一日のサイクルが一般的なものと大幅にズレており、意識が明瞭になるまでには相当、時間がかかって、自覚的に活動できる間隔が非常に短いため、なかなか創作活動にも取り掛かれない・・・という現状があります。

雪村さんの症状はむろん、私のものとは違うと思いますが、だとしても、その中で家事やお仕事をこなさなければならないんですから、ほんとうに大変だと頭が下がります。
なので、やはり心身のバランスが取れるまでは「短期休載」すらアリだと、私などは思ってしまいます。

この「夜を越えて」はかつてないほどヒロイックな展開を見せており、剣と魔法が入り乱れる激しい大活劇を予感させています。そんなエピソードを大いに期待する者として、作者には万全の状態で邪教集団や邪神との対決を描いてもらいたいのです。そのためなら、この12月いっぱい、最悪年越ししてでも私は待ち続けます。

どうぞお体をお大事に、くれぐれもご無理なさらないよう、心からお祈りいたします。

どうも失礼いたしました。
それでは、また。

芝臣さん、こんにちは。雪村です。
コメントありがとうございます♪

ご心配いただき恐縮です。
でも大丈夫、無理はしない主義! 超マイペースで書いていますからご安心くださいwink

むしろ、芝臣さんの「意識が朦朧とする」症状のほうが断然気になりますsweat02
指示通りに服用してもそうなってしまうなら、ちゃんとお医者さんに相談してくださいね?
仮に薬を変えられないとしても、せめてどの薬とどの薬が眠くなるかくらいは、推測ではなく、きちんと教えてもらったほうが安心だと思います。

どうもこんにちは、雪村さん。芝臣です。

逆に却ってお気を使わせてしまったようで、大変申し訳なく思います。

私の主な病に関しては、都内某大病院での診察・・・といっても、いまや簡単な問診と同じクスリの処方だけなんですが、次回の定期診察ではその辺の問題について、主治医と詳しく相談してみますし、近所の調剤薬局にも懇意にしている薬剤師さんがおられるので、その方ともちょっと話し合ってみます。

まあ、簡単に言うと「早寝早起き」ってことになるんですけど、さすがに夕方5時に寝て、深夜2時ごろに起きる・・・とかいうことがあるのは、やっぱり普通じゃないと思うんで、どこかでリズムを変えるべきでしょうねえ。以前は同じクスリでもそんなことはなく、夜に寝て朝起きる・・・という一般的なパターンができていたんですけど、睡眠薬を使わなくなってから、どうも逆に睡眠パターンがおかしくなってきたような気がしています。

とはいえ、いまのところ、極端な実害は出てはいないので(体がどこか微妙に不調なのは、もはや当然のことだと思っている)、どうか雪村さんもご心配なさらないでくださいね。

なんにせよ、様々にお気遣いくださり、心から感謝いたします。お互い、自分の病気と創作活動のバランスを上手く取れればいいですね。

いや、どうも失礼いたしました。
それでは、また。

どうもこんばんは、雪村さん。芝臣です。

17:30頃の地震、大丈夫でしたか!?

雪村さんがどちらにおられるかはわかりませんが、ご無事と大きな被害がないことを心からお祈りいたします。

現在、私のケータイは発信不可能となっており、家族の誰とも連絡が取れない状態で、まさしく非常事態であることを実感しております。
ただ、幸いにして物理的に大きな被害は私の周りでは特に感じないでいるので、その点は胸をなでおろしております。

ともあれ、もう昨年の大震災のような悲惨な出来事は御免こうむりますので、雪村さんを始め、私の知り合いが皆、無事であることを切に願います。

とりあえず、こちらでは特にサイレンの音などは聴こえないのが心の救いです。

どう大変も失礼いたしました。
それでは、また。

芝臣さん、こんにちは。雪村@忘年会で今帰宅です。
お声がけ、ありがとうございます。
幸い、こちらは何も問題ありません。

今回の地震は範囲が広かったようですね。
これも大震災の余震の一つであると聞きました。
各地の被害は少なかったようですが、まだまだ安心はできないのだとか。
いざというときの対策などは、きちんと準備しておいたほうが良さそうです。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/568827/56240051

この記事へのトラックバック一覧です: 夜を越えて(04):

« 夜を越えて(03) | トップページ | 夜を越えて(05) »