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SF「夜景都市」(未完)

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2013年5月

こぼれ話:最初に作ったお話はどれ?

「遥かな国の冒険譚」のお話を、最初に思いついたのは、中学生のとき。
授業中に、ぼんやり窓の外を見ていて、ふわふわと思い浮かびました。
それは、「金の砂の塔」ではなくて・・・。「始まりの物語」でもなくて・・・。
「赤い小鳥の姫君」でした。旅の王子と王女、二人の物語として。
だから、「頭の中で」最初に作ったのは、「赤い小鳥の姫君」(の原型)です。

じゃあ、それを最初に書いたのかというと、そうはなりませんでした。
物語を読むことと書くことは、全く別のことなのだな、と溜息をついていた頃、
開高健の「裸の王様」を読んで、いたく想像力を刺激され、
勢いにまかせて、ひと息に1篇書き上げたのが、「夏の訪れ」。
だから、最初に「書いた」のは、「夏の訪れ」(の原型)です。

少年セレンの話を書いた後、本編セレンのイメージも、すぐ固まりました。
そうしたら、ひきずられるようにゼラルドのこともペアで思い浮かんで・・・。
仲がいいのか悪いのか、これも勢いで書いたのが「ゆがんだ城」。
だから、最初に書いた「本編」は、「ゆがんだ城」(の原型)です。

・・・って、王子様とお姫様の話はどこに行ってしまったのでしょうかcoldsweats01

それでも、4人を一列に並べて、
「自分こそ真の主人公だと思うひと、一歩前へ」と言えば、
問われたことの意味がわからずに戸惑うフルートとフィリシアを置いて、
セレンとゼラルドが静かに一歩、うしろに下がります。
そういうわけで、このブログを立ち上げたとき、最初に書いたのは、
フルートとフィリシアの二人をメインとした「金の砂の塔」だったのでした。
先頭に置くには、ちょっと力不足な感じのする1篇ですけれども・・・sweat02

今は4人+ミルガレーテの、どの一人が欠けても成立しない「冒険譚」。
ミルガレーテと宝剣のことは、また、次の機会に。

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作者より:状況報告(20130524)

お待たせしております。
次回の話は、たぶん本編で、フルートがメインです。
「赤い小鳥の姫君」よりも前の話で、セレンはまだ宝剣を抜けずに普通の剣を使っていますが、この話で折れてしまいます。
短いお話ですが、まだ予告を書けるほど固まっていないので、もう少しお待ちくださいね。

ひとつ前の記事で話題にしてコメントをいただいた、「雑談」と「息抜き」についても考えてみました。
「こぼれ話」と「ひとやすみ」なら、さほど負担なく書けそうに思えます。
「こぼれ話」は、お話の制作にかかわる裏話的なもの。(あの話のエンディングは3パターンの候補の中から選んだんだよー、とか)
「ひとやすみ」は、お話とは関係ない、私の個人的なつぶやき。(好きな本とか、休日のイベントとか)
原則、連載中には挟みません。ひとつのお話が終わって、次のお話まで間があくときに、ちょこちょこ更新するイメージです。

・・・という感じですが、さて、どうでしょう?
「こぼれ話」や「ひとやすみ」でも、楽しんでいただけそうでしょうか?
それとも、物語以外の記事は控えたほうがいいでしょうか?
できれば何人かの方からご意見を頂戴できると嬉しいです。
(携帯からでもコメント書けますよ~☆ スマホの方はPC版表示にすると書けますよ~☆)

ご意見お待ちしていますconfident

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作者より:状況報告(20130518)

通勤時間等に、色々もやもや考えていますが、まだ白紙ですsweat02 
お話が育つための栄養が足りてないのかな?とも思うので、割り切って、自由時間は他の趣味に充てています。栄養補給です!

映画化された「プラチナデータ」の、原作を読みましたbook
この作者さんの本は、好きだったり嫌いだったりするのですが、この作品は好きでした。
久しぶりに本を読みました。小説はミステリが一番好きです。

ゲームは、PSO2(ファンタシースターオンライン2)を遊んでいますnote
遊び始めは取っつきにくかったけど、慣れたら、わーい楽しい!
SFが好きなので、こういうゲームは嬉しいです。アクションは苦手だけど。

・・・と、いうような近況です。
「週に一度といわず、ちょくちょく雑談書いてもいいんじゃない?」と、たまに読んでくれる友人から言われましたが。
「お話の続きじゃないのか・・・」と、がっかりされる方もいらっしゃるだろうと思うので、やっぱり週一くらいがいいかな、と思っていますsweat01

いつも応援ありがとうございます。
また1週間後、状況報告か、できれば予告記事!で、お会いしましょうheart01

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作者より:(あの子どこの子)

「赤い小鳥の姫君」と、「勇者パックス」と、もう一つまだ書いてない話。
合計3つのお話に影響を与えているエピソードです。
くすっと笑えるお話のつもりで書きましたが、うまく書けているでしょうか。

次回の構想は、今のところ何もありません。誰と誰の話にしようかな~。
日々のスケジュールが落ち着いて来たので、普通に本編を書きたいと思ってはいますが、同様に、本も読みたいしテレビも見たいしゲームも遊びたいので、どう折り合いをつけたものか考えているところです。

とりあえず1週間後に状況報告をいたしますので、少々お待ちくださいね。
(1週間ごとに状況報告する今のスタイルと、数日おきに雑談更新するのと、どちらが良いものなのか迷う今日この頃…。)
よろしくお願いいたします。

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(あの子どこの子)(04)

「そうなの?」
と、セレンはルークを振り返った。不安げな表情を作ってはいるが、ルークが何と答えるか面白がっていることが、瞳に透けて見える。ルークは大まじめな顔でセレンを見つめ返して言った。
「君を初めて見たときから、綺麗な子だと思ってた。でも、いま君のことを大切に思うのは、見た目のせいじゃない。君が繊細で、優しくて、その魂の色が美しいからだ。顔がどうとか、胸がどうとか、そんなことはどうでもいい。他の誰よりも、君が一番、特別に大事なひとなんだ」
「ルーク・・・」
 セレンはびっくりしたように目を大きくした。というのも、ルークと会ってまだ間もない頃、都の子供たちとルークの仲の良さにセレンがやきもちを焼くと、ルークは今の台詞と似たようなことを言ってセレンを落ち着かせてくれたものだったから・・・なのだけれども、いま聞くと、どれだけ恥ずかしいことを言わせてしまっていたのかがよくわかる! セレンは目を伏せ、うっすらと頬を染めた。
 ローザは脇で、こぶしを握りしめ、わなわなと震えながら何事か喚いているようだった、が、ルークとセレンのほうは、半ば、もうどうにでもなれという気持ちだった。そっと顔を寄せて、形ばかり、キスを・・・する直前に、ものすごい勢いでローザが割って入って、二人を引き離した。二人はちらりと視線を交わして苦笑した。良かった、止めてもらえた、な。
「ばか、ばか、ばか! せっかく私が、好きになってあげたのに!」
 ローザはぽろぽろと泣いていた。ルークは、向き直って、少し困ったように、
「ローザはさ、俺のどこが好きなわけ?」
「顔が良くて、お金持ちなところ!」
「それって、俺でなくてもいいんじゃないか?」
「だめ。他にそういうひと、知らないんだもん」
 ルークは迷いながら言葉を重ねようとしたが、セレンが制して、一言、静かに、
「ごめんね」
と言った。ローザは、さっとセレンのほうを向き、打とうとするように手を振り上げたが、ルークに「おい!」と咎められると、手を下げた。二人の顔を見比べたあと、ぴたりと泣くのをやめ、
「もう知らないっ!」
 叫んで踵を返し、走り去って行った。うしろ姿が見えなくなったところで、二人はそっと、つないでいた手をほどいた。
「行っちゃったね。けっこう可愛い子だったね」
「は? どこがだよ」
 ルークはげんなりした様子で、
「俺たち、これを1週間やんなくちゃいけないわけ?」
「ううん、今日だけ。決着はついたんだし、ほとぼりが冷めるまで、来なければいいよ。ニルスに賭けで勝ったから、みんなも文句は言わない約束」
「へえ! もしニルスが勝ってたら?」
「1週間、やらなくちゃいけなかったんだ。君が来ようが来なかろうが、ぼくがこれをさ」
 セレンは肩をすくめて、スカートをつまんで見せた。
「ルーク! セレン!」
 仲間たちが、わらわらと近づいて来る。女の子たちは顔色を変えている。
「ちょっと! さっき、二人でキスしてなかった?」
「してねーよ、ばーか!」
 ルークは取り囲まれてしまう前に、
「じゃ、あと、まかせたから」
 するりと抜けて、逃げて行ってしまった。

 ローザは大人になってから、幸せな結婚をして、宝石商の跡を継いだ。優秀だったので、王家にもディア家にも出入りするようになったが、国王にも、ディア家当主にも、子供のころ会ったことがあるとは、ついに気付かなかった。面白がったセレンが、自分と同じ色の髪を受け継いだ娘に、あのときのセレンと同じ髪型をさせ、深緑色のワンピースを着せていたときだけ、はっとして親の顔を見直したが、彼女がチェックしたのは父親でなく母親の顔だったから、やっぱり気が付かなかったのだった。

(完)

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(あの子どこの子)(03)

 ――さて。噂のローザは、豪商の父と共に宿屋に到着した。入れ違いに宿屋の子が裏口からするりと出て行くのを見て、前に来たときのことを思い出した。そう、この前、あの素敵なルークが、意外とあっさり泣き落としに引っかかってくれそうだったとき――「一日くらい一緒にいてくれてもいいじゃない」と言って泣いてみせたら戸惑っていた――、せっかくのチャンスだったのに、宿屋のあの子が嘘泣きだとケチをつけ、飛びかかって来たのだ。警護の者が止めてくれなかったら、きっと叩かれたり引っかかれたりしてケガをしていたに違いない。
 あの野蛮な女の子が根に持って、先回りしてルークを連れ去ったりしていないかしら。そう思うと気が急いて、ローザは部屋に着くと大急ぎで着替えをした。鏡で念入りにチェックすることは忘れなかった・・・大丈夫、亜麻色の巻き毛は今日もご機嫌にクルクルだし、おろしたての花柄ワンピースと、お揃いの花柄カチューシャは、これ以上ないくらいにローザに似合って、品が良くて可愛らしい。うん、今日の私も、すごく魅力的!
「お父さま、私、遊びに行ってくる!」
「もう行くのか。気を付けるんだぞ」
「はーい」
 ローザは急ぎ足で宿を出た。護衛は勝手に付いてくるはずだ。
 ええと、この前ルークに会った広場は、確かこっちのほう・・・。
 ローザがきょろきょろしながら歩いて行くと、噴水のある広場が見えて来た。たしか、ここを通り抜けた先に・・・。
 思い出しながら噴水広場に歩み入ったローザの顔が、ぱっと輝いた。噴水を取り囲む石のベンチに、探していたひとが腰かけていたからだ。しかし、駆け出そうとしたローザの足は、すぐにぴたりと止まってしまった。ルークは一人ではなかった・・・何よ、あれは。
 ルークの左手側に、深緑色のワンピースを着た美しい少女が座っていた。二人は仲良く手をつないで座り、うつむき加減に、何か親密に語らっているようだった。ルークの髪は陽光を紡いだような金色だが、隣の少女は月光を紡いだ色の髪をしていて、悔しいことに、ローザが今まで見たことのないくらいに綺麗な少女だった。
 ローザは気持ちを奮い立たせて、二人に歩み寄った。ふだんから鏡で練習している、とっておきの笑顔を作って、声をかけた。
「こんにちは、ルーク!」
 二人は顔を上げてローザを見た。ローザはルークだけを見つめて続けた。
「ほら、私よ。ローザよ。前に会ったの、覚えてる?」
「覚えてるけど。何か用?」
 ルークは迷惑そうに言ったが、ローザは気にしなかった。覚えているなら、脈があるわ。
「二人でゆっくりお話しましょうよ」
 甘えるように言ってから、ローザは隣の少女を見た。やさしい面立ちの少女だ。これなら難なく追い払えるだろう。
「ねえ、あなた、ちょっとどいてくれない? 私がそこに座るから」
「どうして? ルークは私と話しているのに」
「何か言ったかしら、よく聞こえなかったわ。ねえ、早くどいて」
「でも」
「聞・こ・え・な・い・わ! 早くどかないと、ぶつわよ。ルークだってね、私みたいな、胸の大きい女の子と一緒にいるほうが嬉しいに決まってるんだから!」

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次回はまた土曜日かな…(>_<)

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