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2013年12月

ひとやすみ:私の100冊(8)

年末でお客様も少なくなるでしょうし、最終回は、盛り上がりの少なそうな「ノンフィクション系」「実用書系」です。
8冊あります。

***

【ノンフィクション系】

「窓ぎわのトットちゃん」 黒柳徹子
 小学校高学年のときに読みました。
 それまで伝記類は気に入った試しのなかった私ですが、この本はとても気に入りました。
 私自身が、本を読んでばかりの「ちょっと変わった子」と思われていたから?

「深夜特急」 沢木耕太郎
 作者の方は、この作品のことを「ノンフィクションとは少し違う」という旨のことをおっしゃったそうです。
 旅の正確な記録というより、道中の、気分と印象をメインに書かれたから、のようです。
 いずれにせよ、読むと、旅というものの熱にあてられて、自分も旅に出たくなります。

「冷血」 トルーマン・カポーティ
 実際に起きた惨殺事件を取材し、理性的な筆運びで記述した、ノンフィクション小説。
 今は手元にないし、細部も思い出せませんが、力強い作品として深く胸に刻まれました。

***

【実用書系】

「四角い布で子供服」 藤井あつ子
 ちっちゃい子の服なら、四角い布で作れちゃう。スカートのレシピが多いです。
 型紙なしで、直線で切って、簡単~。お気に入りの布で、どんどん作れます。
 垢抜けないデザインのものもありますが、サンドレス等、可愛くて簡単なレシピが重宝しました。

「NEW モチーフ・ビーズ・セレクション」 北村恵子
 ビーズで動物を編むのって難しそう…と思っていましたが、この本の編み図なら、私にもできました。
 一般的な編み図に慣れている方は、この本の独特な編み図に、最初は面食らうかもしれませんが。
 時間さえかければ、私にも、素敵な馬が編めました。

「人生がときめく片付けの魔法」 近藤麻理恵
 ときめかないものを捨てる。そうすれば、いつも心ときめくものに囲まれて暮らせる。
 その考え方に、目からウロコの落ちた思いでした。
 50リットルのゴミ袋10個分くらい、物を捨てました。この本を貸した友達もそうでした。

「Java言語で学ぶデザインパターン入門」 結城浩
 私がバリバリのシステムエンジニアだった頃、「こういう本を待っていた!」と思った1冊。
 オブジェクト指向言語でプログラムを組む人の、必読書だと思いました。

「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」 岩崎夏海
 社会人として、ドラッカー氏に興味があるけど本は読みにくそう、と思っていたら、出ました入門書。
 これまた、「こういう本を待っていた!」でした。

***

という選定になりました。

お気に入りの100冊全部、出揃いましたhappy01
全8回、読んでくださった方、おつかれさまでした。どうもありがとうございました!

今年を振り返ってみると、色々な方からコメントをいただいて、弱小ブログが賑やかになり、感謝感謝の1年でした。
少し冬休みをいただきますが、来年はまた、マイペースで物語を進めて行こうと思います。
新しい年が、皆さまにとっても私にとっても、冒険と収穫の年でありますようにconfidentclover

ひとやすみ:私の100冊(7)

最後から2回目は、「文学など」と「歴史・時代小説」。10冊。
「文学」ではなく「文学など」になるのは、「文学」と「娯楽小説」の境目がわからないからですsweat02

***

【文学など】

「蜘蛛の糸・杜子春」 芥川龍之介
 どの話がどの本に収録されているか、わからなくなってしまいましたが。
 「地獄変」や「藪の中」も良いですよね。

「李陵・山月記」 中島敦
 中学か高校の国語の教科書に、「山月記」が載っていたような。
 格調高い文章が好き。

「雨・赤毛」 サマセット・モーム
 なにげなく、薄い文庫本を買ってみたら、私に合ってました。
 人の心をシニカルに描いています。

「檸檬」 梶井基次郎
 これも、高校の国語の教科書に載っていたような。教科書って影響力ありますね。
 美しいものばかりを描写しているわけではないのに、美しい世界です。

「蠅の王」 ウィリアム・ゴールディング
 言ってみれば、裏の「十五少年漂流記」。無人島に漂着した少年たちの、殺伐とした物語。
 悪夢から覚めたような読後感も良いです。

「マシアス・ギリの失脚」 池澤夏樹
 現代文学、と思って良いのでしょうか? 文章も、物語も、「豊穣」です。
 ときおり挟み込まれるユーモラスな不条理のおかげで、その豊穣さに飽きずに読み終われました。

「舟を編む」 三浦しをん
 これは文学よりエンタテイメントなのかな? 他のジャンルに当てはまらなかったので、ここに。
 この作家さんらしい、予定調和的な構成ですが、「言葉」を愛する人に、ぜひ読んでほしい。

***

【歴史・時代小説】

「三国志」 吉川英治
 文庫で8冊ですが、読みやすいです。人物が魅力的だし、先へ先へと読み進みたくなります。
 「銀英伝」や「グイン・サーガ」が好きな人は、これもどうぞ。

「剣客商売」 池波正太郎
 ミステリでも伝奇でもない時代小説はあまり読まないのですが、これはシリーズ18冊、最後まで読みました。
 1話完結の短編集なので読みやすいです。ふだん時代小説を読まない方も、試しに読んでみて。

「吉原手引草」 松井今朝子
 直木賞を受賞。ミステリ的な要素もありますが、そこはあまり期待せずに読んだほうが良いかと。
 章ごとの語り手の口調や、当時の吉原事情のほうに、面白さを感じました。

***

と、こんな感じになりました。ごらんのとおり(?)、あまり得意なジャンルではありません。
歴史なら、司馬遼太郎さんの本も挙がって良さそうですが、何冊か読んだはずなのに、これだという心当たりがなく。

次回で100選、おしまいです。年内に片付けます!

ひとやすみ:私の100冊(6)

今日は「漫画」にしますね。9冊ありました。
現在進行形の漫画を信じきれない性質なので、完結したものを選んでいたら、なんだか古い作品ばかりになっちゃった…。

***

【漫画】

「OZ」 樹なつみ
 
 20年以上前に初めて読んで以来、私の中で不動の1位です。
 SFエンタテイメント。学究肌の女の子が、傭兵とヒューマノイドと共に、理想都市OZを目指す…。
 SFの好きな方は、ぜひご一読ください!

「ポーの一族」 萩尾望都
 絵柄は古くて不安定ですが、それすらも長所に思えるファンタジー。
 貸し出し経験から言って、人によって合う合わないがハッキリ分かれます。
 「物語は時系列順に並ばなくてよい」と知ったから、いま『冒険譚』を書いている私がいます。

「グラン・ローヴァ物語」 紫堂恭子
 ファンタジーの王道。絵も綺麗。
 なのにどうして、今は文庫版しかないのかなあ。
 同じ作家さんの「王国の鍵」も、好きなんだけど、Kindle版しかない…。

「中国の壺」 川原泉
 この作家さんの作品は、ユーモアがあって、優しくて、いろいろ人気作があります。
 私はこの本が一番好きです。

「地球へ・・・」 竹宮恵子
 SFの名作。未来社会と超能力をテーマにした、濃密なストーリーです。
 SFがお好きな方は、これもぜひ。

「BLACK JACK」 手塚治虫
 言わずと知れた、闇の天才外科医の物語。様々な感情を呼び起こされます。

「動物のお医者さん」 佐々木倫子
 獣医学部が舞台のお話。この作家さんのユーモア感覚が、すごく好きです。

「銀河鉄道999」 松本零二
 だって、SFが好きで、旅物語が好きなんだもの。

「有閑倶楽部」 一条ゆかり
 いま読むと、少し古いかも? でも、個性あふれる「仲間たち」のてんやわんやが好き。
 ホラー回も良いです。

***

と、こんな選択になりました。
ちなみに、現在進行中の漫画で、最近のお気に入りは、「7SEEDS」「夏目友人帳」「おおきく振りかぶって」あたりかなー。

ひとやすみ:私の100冊(5)

『冒険譚』も恋しくなってきましたが、なんだか創作の進まない日々…。
ごめんなさい、年内の新作はあきらめます。
せめて100選は完結させるべく、今日はSF、13冊です。

***

【SF】

「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」 フィリップ・K・ディック
 「サイバー」な雰囲気が好き。でも、どうしてこんなに好きなのか、自分でもよくわかりません。
 この作品を好きな人は多いのですが、みんなは好きな理由を自覚できているのかなあ?

「銀河英雄伝説」 田中芳樹
 言わずと知れた、国産スペースオペラの代表作。少し癖のある文章ですが。
 「三国志」や「グイン・サーガ」が好きな方は、これもどうぞ。

「星を継ぐもの」 J・P・ホーガン
 レイアウトが読みづらくて敬遠してたのを、読書友達に薦められて読んだ本。読んで良かった!
 SFとミステリが両方好きな人に、特におすすめ。壮大な謎を解きましょう。

「老ヴォールの惑星」 小川一水
 ライトなSFからハードなSFまで楽しめる中短編集。
 長編作品も良い作家さん。全3巻の「復活の地」あたり、サラリーマンにおすすめです。

「火星年代記」 レイ・ブラッドベリ
 叙事的な気もするし、抒情的な気もするし…。
 この方の本を何冊か読んで、一番好きなのは、これ。名作です。

「アイの物語」 山本弘
 「ここまで読んだら100選作ろう」と決めた、積読本の最後の1冊でした。
 千夜一夜物語形式の、ハートウォーミングな物語。
 書かれたのは少し前ですが、今年読んだ中で一番の収穫になりました。

「夏への扉」 ロバート・A・ハインライン
 安心して読める物語。SF初心者の方に読んでみてもらうことが多いです。
 ネコ好きな人には、特におすすめ。

「パプリカ」 筒井康隆
 夢がテーマの物語。一気読みしちゃう勢いがあります。
 最近、筒井さんの本、読んでないなあ…。

「涼宮ハルヒの憂鬱」 谷川流
 もう、この設定を作った時点で作者の勝ち、と思いました。
 ライトノベルですが、食わず嫌いせず、読んでみてください。

「地球幼年期の終わり」 アーサー・C・クラーク
 読んだときには、たいして感銘を受けなかったのですが。
 時が過ぎても、ずっと印象に残って、忘れられない物語。

「花狩人」 野阿梓
 既成のSF小道具を効果的に使っていることに感心した、抒情的なSF。
 すこーし、BLっぽい雰囲気があるような…? 苦手な人はごめんなさい。

「敵は海賊・海賊版」 神林長平
 このノリは、合う合わないが分かれるようです。
 言語感覚を大事にしている人に、読み心地を楽しんでもらいたいです。

「砂の惑星」 フランク・ハーバード
 SFとファンタジー、両方好きな人におすすめします。砂の印象が好き。
 と言いながら、シリーズものなのに1冊しか読んでないのですが。単品評価で100選入り。

***

と、こんな感じになりました。
初めてSFに触れた頃に読んだ、星新一さん、新井素子さん、高千穂遥さん、夢枕獏さんの作品を入れられなかったのは残念です。

ひとやすみ:私の100冊(4)

今日は、「絵本」「仕掛け絵本」「こどもの本」「児童文学」。16冊あります。
ジャンル分けに迷いました。もっと適切な分け方があるかもしれません。

***

【絵本】

「きょうはなんのひ?」 瀬田貞二、 林明子
 一番好きな絵本ですheart 小学校低学年の子にプレゼントすることが多いですpresent 
 家の中の色々なところに「まみこちゃん」が隠した手紙を、おかあさんが探すお話。
 最後の最後まで、楽しくて、あったかいです。大人が読んでも楽しい!

「おかえし」 村山桂子、 織茂恭子
 いただきものには、おかえしをしなくちゃ。あら、それじゃあ、おかえしの、おかえしをしなくちゃ。
 と、キツネの奥さんとタヌキの奥さんが贈り物をしあう話。最後はどうなっちゃうの?
 幼稚園の子にプレゼントすることが多いですpresent 読み聞かせにも、ぴったりです。

「ぜったいたべないからね」 ローレン・チャイルド
 好き嫌いの多い妹のために、お兄ちゃんが頭を使うお話。
 「にんじんなんか、きらい」「にんじんじゃないよ、えだみかんだよ」。あははhappy01
 絵も、ユーモアたっぷりで、現代的な雰囲気で、楽しいです。

「もりのえほん」 安野光雅
 「旅の絵本」が有名ですが、「もりのえほん」もぜひ。
 子供から大人まで、一緒に楽しめる隠し絵の絵本です。
 字は無くて、ぜんぶ森の絵。よく見ると、いろんなものが、隠れてる、隠れてる♪

「漂流物」 デイヴィッド・ウィーズナー
 これも、字の無い絵本です。少し大人向け?
 海に遊びに行った少年が拾った、古いカメラ。写っていたのは・・・さて、何でしょう?

「ぼくを探しに」 シェル・シルヴァスタイン
 シンプルな絵と文。こどもより、大人のほうが、いろんなことを想起すると思います。
 姉妹作の「ビッグ・オーとの出会い」も、おすすめです。

「百万回生きたねこ」 佐野洋子
 有名な絵本なので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
 大人のための絵本だと思います。泣いちゃう人が多いので、おうちで読みましょう。

「おばけかぞくのいちにち」 西平あかね
 幼稚園くらいのお子さん向け。男の子も女の子も気に入ってくれる本。
 こわくないです。おばけの家族の普通の一日が描かれています。

「しろくまちゃんのほっとけーき」 わかやまけん
 100冊の中に残るかしらと思っていたけど、ちゃんと踏みとどまった絵本。
 小さいお子さん向け。ホットケーキがおいしそう!です。
 食べ終わってから、こぐまちゃんが洗い物を手伝うのも、個人的にはポイント高いです。

「トム・チット・トット」 ジェイコブズ、スズキコージ
 「絵の力」を感じた絵本。こどもの頃に読んで、小鬼の絵が強烈に印象に残りました。
 絶版になっていましたが数年前に復刊。と思ったら、あれ、また入手困難になってるみたい…?

***

【仕掛け絵本】

「メイシーちゃんのおうち」 ルーシー・カズンズ
 幼稚園の入園祝いに、よくプレゼントしていますpresent
 360度、ぐるっと開いて、おうちになります。初めて本屋さんで見たときはビックリでした。

「ようせいのおしろのぶとうかい」 マギー・ベイトソン、ルイーズ・コンフォート
 女の子の小学校入学祝に、よくプレゼントしていますpresent
 「メイシーちゃんのおうち」と同じように360度ひらく本。
 メイシーちゃんシリーズより凝ったつくりになっていて、メルヘンチックで豪華です。

***

【こどもの本】

「はれときどきぶた」 矢玉四郎
 今は映画もあって、小学校などで、このお話の映画を見ることも多いようです。
 日記に書いたことが本当になっちゃう、すばらしく愉快な本。
 ちゃんとオチがあるところが素晴らしい!

「みにくいおひめさま」 フィリス・マッギンリー、中川宗弥
 小学校低学年の女の子に。
 何不自由なく暮らしている不機嫌な王女様が、喜びを知って、美しくなるお話。
 一時期、絶版になっていましたが、数年前に復刊されました。

***

【児童文学】

「すばらしき遭難」 小山内美恵子
 小学校高学年向き。中学校の遠足で、クラスひとつが、まるまる遭難してしまう話。
 実話をもとに書かれたお話で、とても興味深く読んだのですが、残念ながら、絶版に。
 私が小学校高学年だった頃には、課題図書だったのになあ。

「シーラスと黒い馬」 セシル・ボトカー
 シリーズものです。中学生のとき、楽しく読んでいました。
 放浪の身の男の子、シーラスが主人公で、その自由さが気持ちいい。
 当時は途中までしか出ていなくて、そこまでしか読んでいないので、単品評価で100選入り。
 今は完結しているようです。そのうち図書館で探してみます☆

***

と、こんなふうになりました。

他に、ロバート・サブダの仕掛け絵本なども入れたかったのですが、他のジャンルの本とも押しくらまんじゅうしているので、ぎゅうぎゅうに詰めて、こうなりました。
入手困難な本は外そうか迷いましたが、いつか復活するかもしれないという希望をこめて、外さずに入れてありますclover

ひとやすみ:私の100冊(3)

「SF」ジャンルが少し取っ散らかしてるので、今日は先に、「冒険」「伝奇」「ホラー」です。
13冊あります。

***

【冒険】

「八十日間世界一周」 ジュール・ヴェルヌ
 旅って素敵! シャレた終わり方が、また良いです。
 そういえば、この本で初めて、日付変更線というものの存在を知ったのでした。
 「海底二万里」や「十五少年漂流記」も良いけど、1冊挙げるなら、私はこれ。

「友を選ばば三銃士」 アレクサンドル・デュマ
 子供のころ、児童書版「三銃士」を読んだときには、あまり惹かれませんでした。
 でも、大学生くらいになってから、ちゃんと読んだら、何これ、むっちゃ面白いよ!
 えっ、そのあと絶版になってたの? どうして? 復刊して良かった~☆

「ロビンソン・クルーソー」 ダニエル・デフォー
 無人島といえば、ロビンソン・クルーソーですよね。
 それとも最近は「LOST」(米国ドラマ)なのかしら。
 サバイバル生活に引き込まれます。

「ロビン・フッド物語」 ローズマリー・サトクリフ
 ワクワク楽しい物語。シャーウッドの森の「仲間たち」という関係性も好き。
 何か映画も見たけど、それはあんまり好きじゃなかった…。

「砂のクロニクル」 船戸与一
 中東を舞台にした、重厚な物語。乾いたシビアな感触。
 「冒険」カテゴリで合ってるのかな。山本周五郎賞を受賞しています。

「魔法使いの丘」(ソーサリー・シリーズ) スティーブ・ジャクソン
 いわゆる「アドベンチャー・ゲームブック」の、代表的な作品です。
 読者は自らが物語の主人公となり、サイコロの目や選択肢によって断章を飛びます。
 つまり、ロールプレイング・ゲーム。読む人によって、生成される物語は微妙に異なります。

***

【伝奇】

「あかんべえ」 宮部みゆき
 時代小説です。病から奇跡的に回復した女の子が、幽霊を見るお話。
 切なくもあり、怖くもあり、あったかい物語です。大好きです。

「ガダラの豚」 中島らも
 アフリカの呪術に題材を取っています。ところどころ、ゾクゾク怖いです。
 主人公(冴えないおじさん)たちは、悪しき呪術師に勝てるのか? 頑張れ!

「陰陽師」 夢枕獏
 最近は、「呪(しゅ)」というと「京極堂」を連想するひとが多いようですが、安倍晴明を忘れてはいけません。
 シリーズものです。無難に一冊目の短編集を挙げましたが、長編の「生成り姫」も好き。

***

【ホラー】

「黒い家」 貴志祐介
 文字だけなのに、まざまざと怖いです。
 オカルト要素は入っていないのに、怖いんです。

「リング」 鈴木光司
 こっちはオカルト。今ではすっかり有名になった「貞子」の起源です。
 読んでるときは怖くなかったのに、夜になって電気を消したら、じわじわ怖くなりました。

「ZOO1」 乙一
 スプラッタな話が含まれている短編集。人にはすすめていません。
 でも、スプラッタが苦手な私がこの本を気に入った理由は、「凄惨なのに、救いを感じる」から。
 Amazonなどでレビューを見ると、「読後感が最悪」という人もいるので、個人差が大きいようです。

「月の裏側」 恩田陸
 怖さは、それほどでもない気がしますが…、
 話の運びと結末が、実にこの作家さんらしくて、印象に残った1冊です。

***

と、今回は、こんなふうになりました。

ちなみに、当サイトの400個目の記事です。企画は特にありませんcoldsweats01
続けられていることが嬉しいです。どうもありがとうございますconfident

ひとやすみ:私の100冊(2)

私の100冊、今日は「ファンタジー」と「メルヘン」。13冊あります。
例によって、同じ作家さんの本が複数入らないように選んでいます
シリーズものは、シリーズの中から1冊を挙げることになります。
前回言い忘れましたが、漫画は「漫画」というカテゴリに分けているので、まだ出て来ません。

***

【ファンタジー】

「ライオンと魔女」(ナルニア国ものがたり) C.S.ルイス
 ファンタジー部門のお気に入りトップ3は、並び順に迷いました。
 シリーズ全体で見ると、グイン・サーガや十二国記のほうが好き。
 でも、1冊だけに注目するなら、「ライオンと魔女」が一番好きかな…と、思いました。
 近年映画化されたので映画館まで足を運びましたが、原作のほうが、だんぜん好き!

「豹頭の仮面」(グイン・サーガ) 栗本薫
 国産ファンタジーといえば「グイン・サーガ」と「十二国記」、と思っている私。
 残念ながら、著者死去により、こちらは未完の大作になりました。(異なる著者に引き継がれてはいます。)
 けれど、未完であっても、本の好きな人には、一度は触れてみていただきたいです。
 1冊でいいから。この物語に「出会って」みてください。

「月の影 影の海」(十二国記) 小野不由美
 物語の運びがシビアなので、読むのがつらくて、1巻目を一度挫折しました。
 二度目に読んだ時には、頑張って読み切って、厚みのある世界観に浸ることができました。
 まだ進行中の十二国記ですが、どのような終わり方をしても、完成度は揺らがないと思います。
 来年あたり、待望の新刊が出るはず。楽しみ~。

「予言の守護者」(ベルガリアード物語) デイビッド・エディングス
 これぞ西洋ファンタジー! という王道の物語。全5巻。
 名作だと思うのに、意外と知られていません。多くの人に薦めています。完結しているから安心。
 最初から引き込まれる人(私はそうだった)の他に、1巻の中盤から面白くなる人もいるようです。

「旅の仲間」(指輪物語) J.R.R.トールキン
 不朽の名作「指輪物語」。好きですが、他にも好きな物語が多くて、並べたら、この位置に。
 映画のほうも大好きです。この物語を映像化できる時代が来たのかと、感慨深く鑑賞しました。
 原作より映画のほうが好きかもしれません。

「闇の守り人」(守り人シリーズ) 上橋菜穂子
 守り人シリーズは3巻までしか読んでいません。続きもいずれは。完結しています。
 1~3巻は、独立して読める作りになっていて、2巻目の本書が一番気に入っています。
 著者曰く、子供には1巻が、大人には2巻が評判が良いのだそうです。

「光の帝国」 恩田陸
 SFに入れるべきか、ファンタジーに入れるべきか、悩みました。SFかもしれない…。
 特殊能力を持つ人たちを描く短編集です。不思議な味わいがあります。
 お話によっては、続きの長編が出版されているものもありますが、私はこの短編集のほうが好き。

「夜市」 恒川光太郎
 日本ホラー小説大賞を受賞しているのですが、私は「ファンタジー」だと思っています。
 出だしは別に何ということもないのですが、「あれ、普通はここで終わるよね」と思う先の展開が良いです。
 同時収録の「風の古道」も独特の雰囲気で、私の周囲では「風の古道」のほうが評判良いです。

「鳥類学者のファンタジア」 奥泉光
 ずっしりと読みごたえのあるファンタジー。
 音楽が重要な役割を果たしており、主人公もジャズピアニストです。
 音楽に親しい人に限定して、おすすめしています。

***

【メルヘン】

「みどりいろの童話集」(ラング童話集) アンドルー・ラング
 三人兄弟、三人姉妹、王子様、お姫様、魔法使い。
 メルヘンらしいメルヘンが、いっぱいに詰まっています。
 「遥かな国の冒険譚」も、間違いなく、この童話集シリーズから多大な影響を受けています。

「なくしてしまった魔法の時間」 安房直子
 この著者の書くメルヘンが好きで、どの本を選ぼうかと思いましたが、一番好きな「鳥」を収録した、これに。
 小学生の頃から、この方のメルヘンに親しんでいましたが、「鳥」は中学校の国語の教科書に載っていました。
 教科書で読んだことのある方もいらっしゃるのでは?

「ロンドン橋でひろった夢」 香山 多佳子、藤城清治
 以前「暮らしの手帖」に連載されていた影絵付きの読み切りメルヘンは、子供のころのお気に入りでした。
 絵もお話も、とても素敵です。影絵の美しさには、ためいきが出ます。
 とりわけ好きなお話は、そう、「三つのオレンジ」。

「チベットのものいう鳥」 チベット民話
 「千夜一夜物語」形式の民話。良さをうまく説明できません。雰囲気が好きなのです。
 鳥を連れ帰ろうとする王子は、沈黙を守らねばならないのに、鳥の語る物語に心惹かれて…。
 児童文学に入れるかどうか悩みましたが、メルヘンに入れることに。

***

と、こんなふうになりました。

本家本元の「千夜一夜物語」が入っていませんが、中学生のときに読んで、あまりの長さに、途中で挫折しました。
あけっぴろげな性表現の数々に、思わず笑っちゃったことを印象深く覚えています。
大人になってからは読んでいないので、版を選んで、いずれ読み直してみたいな。

ひとやすみ:私の100冊(1)

やっぱり・・・。新作の執筆よりも、本の選定のほうが先に終わりました。
国内外を問わず、小説・絵本・漫画・実用書など、全ジャンルの書籍を対象にして、個人的なお気に入り100冊を選びました。
100冊に収めるため、同じジャンルの中に、同じ作家さんの本が複数入らないように選んでいます

いっぺんに100冊書くのは大変なので、ジャンルごとに分けて書きます。
今回は、「ミステリー」「ハードボイルド」編。18冊になりました。
ジャンルの中の並び順は、お気に入り順。

***

【ミステリー】

「火車」 宮部みゆき
 するすると読める文章が心地よいです。山本周五郎賞を受賞しています。
 20年近く前の作品ですが、いま読んでも、それほど違和感はありません。名作です。
 この方の作品は色々読んでいますが、ミステリから1冊選ぶと、やっぱり「火車」だなあ。

「占星術殺人事件」 島田荘司
 事件にまつわる多くの謎が、ひとつの単純なトリックの解明により、全てほどける気持ちよさ。
 そのカタルシスの大きさを思えば、オープニングが読みづらいくらい、大したことではありません。
 某推理漫画がこのトリックをアレンジして使ったため、そちらを先に読んでいると面白さ半減だろうことが悔しい。

「煙か土か食い物」 舞城王太郎
 序盤が肌に合わなくても、主人公が日本に帰国するところまでは我慢。そこからが本番。
 文章と展開に、独特の疾走感があります。ミステリ好きなら、体験しないのは損。
 メフィスト賞を受賞しています。

「翼ある闇」 麻耶雄嵩
 著者デビュー作。荒削りなところもあるけれど、力作のオーラを感じます。
 「そんなばかな」と呟きながら読み進め、振り回されるのが楽しい。

「そして誰もいなくなった」 アガサ・クリスティ
 説明の必要もないくらいの有名な作品。
 「オリエント急行の殺人」も「アクロイド殺し」も好きですが、あえて一冊選ぶなら、私はこれ。

「大誘拐」 天藤真
 誘拐される刀自の豪気さが愉快、痛快。人の死なない、読後感のよいミステリです。
 日本推理作家協会賞を受賞しています。

「容疑者Xの献身」 東野圭吾
 この方の作品は、私に合うものと合わないものがあるのですが、これは大丈夫でした。
 このメイントリックは、予想できなかった。直木賞を受賞しています。

「獄門島」 横溝正史
 おどろおどろしい名作ミステリ。
 金田一耕助シリーズはずいぶん読みましたが、これが一番好き。

「江戸川乱歩傑作選」 江戸川乱歩
 短編「二銭銅貨」が大好きなのです。暗号物の傑作だと思っています。

「奪取」 真保裕一
 偽札の話。すっきりした構成で、読みやすいです。
 少し予定調和/ご都合主義に過ぎる気がしなくもないけど、これはこれで良し。
 山本周五郎賞を受賞しています。

「姑獲鳥の夏」 京極夏彦
 トリックは当てやすいと思うのですが、これをトリックと呼べるかは人によりそう。
 人物と雰囲気が独特で良いです。シリーズ第一作なので、気に入った人は続編もどうぞ。
 シリーズ全部は読んでいません。ちょっと本が厚すぎて、持ち運びに不向き。

「シャーロック・ホームズの冒険」 コナン・ドイル
 手元にはないのですが、なんだかんだ言って、外せません。
 シリーズ通しで見ると、この巻には入っていない「踊る人形」が一番好きです。
 ちなみに、最近の英国ドラマ「シャーロック」も、良いですねえ。

「QED 百人一首の呪」 高田崇史
 QEDシリーズ第一作。すみません第一作しか読んでません。メフィスト賞受賞作品。
 百人一首に関する考察について、本当にそうなんじゃないかと思わせられました。

「殺戮に至る病」 我孫子武丸
 陰惨な描写が延々と続き、救いのない物語なので、人にはすすめていません。
 でも、「してやられた」。読了後、もう一度最初から読もうかという気にさせられます。
 (が、陰鬱に過ぎて読めない。)

「開かせていただき光栄です」 皆川博子
 謎解きを自分で考えながら読む人向け。ミステリを読み慣れた人向け。
 単純にストーリーを追いかけていくだけだと、「ふうん、そう」で終わってしまうかもしれないので。

「金雀枝荘の殺人」 今邑彩
 メイントリックが途中で解かれてしまうので、自分で謎解きしたい場合は急いで解くこと。
 でもメイントリック以外の部分も面白いので、全体として満足。

***

【ハードボイルド】

「池袋ウエストゲートパーク」 石田衣良
 略してIWGP。シリーズ第一作。オール読物推理小説新人賞を受賞しています。
 軽快で読みやすいシリーズです。ソフトなハードボイルド(って、変な言い方ですけど)。
 温かみを感じる短編が多いのですが、時にシビアな事件もあり、読むのがつらいことも。

「猟犬探偵」 稲見一良
 短編集「セント・メリーのリボン」を先に読んで、表題作が気に入ったなら、本書を。
 この人の本をもっと読みたかったのに、早く亡くなられて残念です。

***

と、こんな感じになりました。
「私の100冊」が、もし「私の150冊」だったら、エラリー・クイーンや大沢在昌などが入って来るものと思われます。

まだやすみ:「蟲師」特別篇、2014年1月4日!

ひとやすみどころではなく、ふたやすみも、みつやすみも、創作が滞っていてごめんなさい!
さすが12月というべきなのか? バタバタと取り込んでいて、落ち着きません。
通勤電車で読書はできるけど、スマホで創作は出来ない性分で…sweat01 
でもまだ、年内の新作リリースは諦めていませんからねshine

そして、私の好きなアニメ「蟲師(むしし)」が、年明けに1時間の特別篇ですheart01 やったーlovely
(こういう話をしてると、サイト休止中ののんさんも、ふらっと来て近況を教えてくれたりしないかな…。)
初めて「蟲師」というタイトルを見る方は、「蟲」という字でギョッとしたり敬遠したりするかもしれませんが、ここで「蟲」と呼ばれている不思議なものたちは、謎めいて神秘的で、どこか霊的なものに通じる雰囲気がある、というか、アニミズムや森羅万象という言葉を連想させる、というか、何というか…。
虫の苦手な私でも、普通に見られて、独特な世界観に心奪われました。ご興味ある方は、ぜひ。
1話完結型のアニメなので、おそらく単発で視聴しても、魅力は伝わると思います。

特別篇の放送局は、TOKYO MX、とちぎテレビ、ぐんまテレビ、BS11。
また、テレビ放映と同時に、ニコニコ生放送でも配信予定とのことです。
公式サイトは→こちらclub

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ちなみに、私の好きなアニメを3つ挙げるなら、「ゼーガペイン」と「蟲師」と「時をかける少女」かなー。
「ゼーガペイン」は、SF好きな人に強くおすすめ。あらすじは見ちゃダメ!
「時をかける少女」は、SFが好きで、長いアニメを見る時間のない人に。サクッとどうぞ。

ひとやすみ:皆様いかがお過ごしですか?(&進捗報告)

12月は何かと忙しい月ですが、皆様お元気ですか?

交流のある創作サイトさんの中にも、更新の止まっているところがちらほら見られます。
療養中の方。ご多忙の方。パソコンが壊れた方。
サイト更新休止のお知らせが、出ていたり、出ていなかったり。
(肺炎から復帰したNさん、その後お加減はいかがでしょうか…。)

うちのブログも、もっと頻繁に更新できれば良いのですが。
あれこれ時間をやりくりしながら、私も少し、スローペースになっています。
休止サイトさんを巡回し、応援しつつ。
お仕事を頑張って、家事を手抜きして、全体としては健康第一の信条を守りつつ。
なんとか、次のお話を年内にリリースしたいところです。

と、いうことで、進捗報告です。
次回作、タイトルが決まりました。「見えない守り手」となります。
時期的には、「赤い小鳥の姫君」と「ゆがんだ城」の間に位置する短編です。
筆の進みが遅くて、まだ予告を出せないのですが、
この短編と「私の100冊」をリリースするのが、今のところ、年内の目標です。
どうぞよろしくお願いいたします。

ひとやすみ:「日常の謎」系は合わないのかな…

冒険譚の続きをお待ちの方には申し訳ありません。今日も雑談です。
なんとなく次のお話を書きあぐねていて、このぶんだと本当に、「私の100冊」のほうが先に来ちゃうかもしれません…sweat02

そして、ミステリの好きな私のことだから、100冊のうち1冊くらい、「日常の謎」系(=人が死ぬような大事件は起こらず、些細で不可思議な出来事の謎を解く)のミステリが入るかと思っていたのですが、あれこれと思い返してみたものの、どうもピンと来なくて、ランクインしていないのでした。

「空飛ぶ馬」?
「ぼくのミステリな日常」?
「春期限定いちごタルト事件」?
「配達あかずきん」?
「ビブリア古書堂の事件手帖」?
「青空の卵」?

読んだ順に挙げてみました。どの本にも、それぞれの良さがあります。
でも、微妙に私のツボから外れていて、マイベスト100冊の中に食い込んで来ない…。
「日常の謎」というジャンルそのものが、私に合っていないのかしら…。
それとも、相性の良い本に巡り合っていないだけなのかしら…。

上のラインナップを見て、「ふむふむ、それなら、これでどうだ!」という、おすすめの「日常の謎」ミステリをご存じの方は、教えてくださいね。
(キリがなくなると困るので)100冊発表後に、こっそり読みますから。

こぼれ話:睡眠時間

最近、眠いです。就寝時間が1時間くらい早くなっています。
体調を崩したくないので、眠くなったら素直に眠っています。
作者の話はこのくらいで。

旅の仲間たちの睡眠時間も、それぞれ違います。
どうでもいい豆知識ではありますが、紹介してみますので、ご興味あればどうぞ。

まず、いちばん睡眠が短くて済むのはフルート。
夜3時間くらい眠れば、朝パチッと目が覚めて、そのまま動けます。
一晩徹夜して、ぶっ続けで次の晩まで活動することもできます。(活動内容にもよりますが。)
自覚もあるので、野宿のときなどは、進んで不寝番を引き受けています。
その代り、休めるときには小刻みに休んでいることも。
休憩時や、移動時の馬上で(!)、ちょこちょこ睡眠を取ることがあるようです。

朝が早いけど、そのぶん寝るのも早いのは、ゼラルド。
フルートやセレンは、土地の有力者のパーティーなどで夜更かしすることがありますが、
ゼラルドはマイペースに早く切り上げ、睡眠時間を確保します。
一晩くらいなら問題なく徹夜できるけど、徹夜明けは休みたい派。
野宿するときも、不寝番はフルートやセレンに任せて、自分は寝ます。

たくさん眠りたいのは、フィリシアとセレン。
フィリシアのほうは、早く寝て、ゆっくり起きて、徹夜は無理。
たまにパーティーに出かけて夜更かししても、真夜中には引き揚げる優等生。
幸い、どこででも眠れるので、野宿してもぐっすりなのはお姫様らしくないかも。
セレンのほうは、ふだんは早く寝て遅く起きていますが、パーティーに行くと朝帰り多し。
一晩くらいなら問題なく徹夜できるけど、徹夜明けは休みたい派。
野宿すると、よく眠れないので、眠れないついでにフルートと交代で不寝番をすることも。
睡眠不足が続くと、いちばん早く不機嫌になります。

…と、こんな感じです。
すでにお話に反映されている部分も、まだ反映されていない部分もあるので、なるほどと納得のいく部分も、そうでない部分もあるかと思いますが。
少しマニアックな「こぼれ話」でしたcoldsweats01

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