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  • (2017/12/11朝)また休日出勤などあったので、本編進んでおりません…。ふえーん…。

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2014年6月

進捗状況報告(2014/06/29)

ひとつ前に、フルート&セレンの番外編を書いたことで、
「そしたらフィリシア&ゼラルドの話も書きたいな」という気持ちになっています。

なので、次回は、
フィリシア&ゼラルドの日常を切り取った短いお話になるか、
少し前から書こうとしている、セレンがメインの「笑わない娘」というお話になるか、
どちらかになると思います。
どちらも、まだ頭の中にぼんやり浮かんでいるだけで、文章にはなっていません。

そして、7月上旬の会社が、また忙しくてですね・・・。
疲れたときは睡眠優先なので、うまく創作活動の時間が取れないかもしれません。

また状況をご報告しますので、よろしくお願いいたします~。

こぼれ話:新しい目次を作ろうかな・・・?

お話を発表順に並べている今の目次は、とっつきにくいのではないか、と常々思っています。
初めて来た方のために、「このサイトについて」で、若干フォローさせていただいてはいますが・・・。

今の目次の先頭は、このサイトを作って最初にリリースした「金の砂の塔」になっており、完成度という観点からみると、いまいちアレな出来だと思いますし。
(いえ、見方を変えれば、いかにもこの冒険譚らしいお話なのですけれども。)

お話の数が増えてきた今なら。
「始まりの物語」を先頭にして、その後ろに、「風の贈りもの」を置いたらどうかしら・・・。
「訪問者」の後ろに「逃避行」を置いてみることもできるし・・・。
と、新しい目次が編めるような気がしつつ、まだ難しいような気もしつつ。

目次を変えると、各話の間にリンクを張らなければならないので、今すぐちゃちゃっと出来ることではありませんが、うろうろと、考え中です。

ひとやすみ:角川文庫のフェスティバル「カドフェス2014」!

2014年6月20日から、角川文庫のフェスティバル「カドフェス」が始まっています。
フェアの対象となっている本を買うと、ブックカバーを1枚もらえますsign01

と知って、今日の帰り、本屋さんに寄って、対象になっている「遠野物語remix」を買ってきました。
「フェアのブックカバーはどれがいいですか」と選ばせてもらえたので、涼しげな、てぬぐい柄のをもらいました。
ちょうど、人に本を貸すのに、きれいなブックカバーが欲しいなと思っていたところでした。
わーい、わーいhappy01

「カドフェス」は、開催している書店さんが多いようなので、本とブックカバーがお好きな方は、ぜひ、お近くの本屋さんを覗いてみてください。
対象本の中で、個人的なおすすめは、SFサスペンスの「ジェノサイド」(上・下巻)。
途中、シビアで目をつぶりたくなる場面もありますが、SFとサスペンスが好きな方なら、きっと面白く読めると思いますbookshine
(追記:賛否両論ある本ですが、基本的にはエンタテイメントです)
(追記2:あっ、「アイの物語」も対象だ! これもおすすめ! ハートウォーミングなSFですshine

8種類あるブックカバーの柄や、フェアの対象になっている本など、詳しい情報は→公式サイトでご確認くださいnote

作者より:(夢みたもの)

前半は、少年時代のエピソードを、いつものノリで。
後半は、「訪問者」ラストシーンの裏話として、書きました。
なんとなく和んでくだされば幸いです。
全2回しかないのに、1回目と2回目の間が空いてしまって、すみませんでしたsweat01

→ 目次に戻る

(夢みたもの)(02)

 セレンにとって、それは、宝物のように大切な思い出のひとつだった。
 だからこそ、余計に腹が立つのだった。
「どうして、あの冷笑家まで連れて行かなければならないんだよ!」
「楽しそうだろ。怒るようなことか?」
「ぼくは少しも楽しくない!」
 都の大通りを歩きながら話していた二人は、いつのまにか歩みを止めて、不機嫌に言い争う羽目になった。というのも、大陸の果てにある聖泉まで隣国の姫君を護衛する長旅に、なぜかフルートは、少し前に知り合ったばかりの異人を同行させたがっていたのだ。
 フルートが、新しい友人を歓迎していることは知っていた。だが、そうはいっても。
 思いがけなく訪れた、はるか遠くまで旅する機会に、そんなに簡単に誰をでも連れて行くとは知らなかった――と、苦々しくセレンは思った。あのときフルートの夢を分かち合ったつもりで心動かされた自分が、馬鹿みたいじゃないか?
「彼を同行させるなら、ぼくは行かない」
「どうしてそうなるんだ」
「君にはわからないさ」
 セレンが尖った声で言い捨てると、フルート――おしのびゆえ「ルーク」だが――も、すうっと冷たい空気をまとった。
「・・・おまえ、俺に何を言わせたいんだよ」
 最悪に機嫌の悪い声で、それでも辛抱強く、ルークは親指で自分とセレンを交互に指さした。
「俺は、おまえを。誰よりも、信じてる。それで、何が不服なんだ?」
「・・・」
 わかっている。感謝もする。言葉にしてくれるなんて。それでも、納得がいかない。
 セレンが黙っていると、ルークは表情を消した。変わらず不機嫌な低い声が、告げた。
「では、セレン。君に、我が生命を預ける」
 古い誓いの一種。と、セレンが気付いたときには、すでに遅かった。ルークの左手で閃いたナイフの刃は、ためらいなく、反対側の手のひらを切り裂いていた。ぐっと握られたこぶしから、血が滴り落ちた。
「ルーク! 何を・・・」
「君が共に来てくれなければ、意味がない」
 静かな声。ぽたぽたと、王家の貴い血が、大通りの敷石を濡らした。セレンは動転しながら、上着を脱いで、袖を引きちぎった。
「触れるな」
 凛とした声に命じられて、手を止める。目を閉じて、溜息をひとつつき、目を開けた。怒りは削がれており、何をどう考えても、セレンの負けだった。
「わかったよ。世界の果てまでだって、一緒に行くよ」
 ルークは、ほっと息をついて、こぶしを開いた。血まみれの手に、セレンは素早く布を巻き付けた。
「すぐに医師に見せるんだぞ。君はときどき大馬鹿者だ」
「大馬鹿者は君のほうだろう。ひとの夢をぶち壊そうとしやがって」
「・・・そんなつもりは」
「ともかく、君は了承した。忘れるなよ」
 ルークは、布を巻かれ終わった手をひっこめた。しげしげとその手を眺めながら、ひとりごとのように「ありがとう」と言い、目を上げて、「じゃ、また」と、笑って立ち去った。
 遠ざかる後ろ姿を見送りながら、
(旅そのものを否定する気はなかったんだけどな・・・)
と、セレンは思った。
(幼なじみの夢をぶち壊すほど、意地が悪くはないのに・・・)
 自分が少しだけ勘違いしていることに、とうとうセレンは気づかなかったのだった。

(完)

(夢みたもの)(01)

 大人たちは、さも興味深げに、「あなたの夢は何ですか」と、彼に尋ねるのだった。
 けれども、実際のところ、質問者たちは自身を満足させる答えを望んでいるだけだ。
 と、セレンは早々に学んでいたから、誰に尋ねられても、にこやかに、
「いくつかあるのですが、しいて挙げるなら」
と前置きしつつ、その場に合った答えを返すようにしていた。
 たとえば、「尊敬する父のように立派な領主になりたいです」と、おとなしく。
 あるいは、「世界中の言葉を読み書きできるようになりたいです」と、無邪気に。
 はたまた、「剣も学問も、ほかの誰にも負けないようになりたいです」と、熱意をこめて。
 そのたびに、周りの大人たちは、「そうですか」と感心し、うんうんと満足げに頷いて、「頑張ってくださいね」と励ましてくれるのだった。

 ――だが。
「君の夢は、何?」
 剣の稽古の休み時間に、なにげないふうに尋ねられて、セレンはびっくりして、隣にいる友の顔をまじまじと見直した。
 心なしか、フルートは元気がなく、視線を落とし、青い瞳を物憂げに翳らせていた。というより、そうでなければ、そういうことを問いかけて来るような友でもなかった。
 どうして、とは、セレンは聞き返さなかった。近くには他に誰もいないし、フルートに尋ねられたのだから、できるだけ率直に答えるだけだ。
「もし、誰かぼくの大切なひとが」
と、念のために慎重な言い回しを選びながら、セレンは本当のことを答えた。
「元気をなくしていたら、そばにいて、力づけてあげられるような人になりたい」
 フルートは視線を上げ、不思議そうな、意外そうな顔でセレンを見つめた。その様子は少し、失望した大人たちの反応に似ていた。次に出て来る言葉は、たぶん、「もっと大きな夢はないのか」だ。
 しかし、予想に反して、フルートは、ふと目元を和ませて笑った。
「君らしいね、セレン」
 憂鬱そうな気配は、すでに去っていた。明るく澄んだ目をして、言ってくれた。
「君なら、きっと叶うよ」
「うん」
 セレンも笑った。心の中で思った。「いま、叶っているけど。でも、これからも、ずっと、そうでありたいんだ」。
「ぼくの夢は」
と、思いがけないことに、フルートは言った。前方の、どこか遠くに視線を移しながら、屈託のない調子で続けた。
「父上がむかし、隣国の友と、はるかな北の国まで旅をしたのと同じように。自由な旅に出て、広い世界を見て、山を越えて海を越えて、どこまでも行ってみたい」
 フルートには兄弟がいない。周りの大人たちからは、「お立場を考えて」と諭されそうな夢だった。でも、とても、彼らしい。
「叶うといいね」
 セレンが心からの祈りをこめて言うと、友はセレンを振り返り、晴れやかな笑顔で、
「君と一緒に行けたら、嬉しいと思う」
と、言った――。

予告:(夢と冒険)(仮題)

目次をつらつらと眺めて、ここしばらく番外編を書いていないな、と思ったら、
急に一篇、番外編を書きたくなりました。

仕事のほうは区切りがついて、思い切って半日休暇をとったら、ちょっと油断しすぎで…sweat01
でもまあ、何とか、落ち着きつつあります。

フルートとセレンの番外編、「夢と冒険(仮題)」を書き始めました。
全2回になります。ばっさり削ると1回になるけど…、いえ、全2回で。

日曜スタートになります。
よろしくお願いいたします!

ひとやすみ:夜の美術館で謎解きしたい♪

引き続き、お仕事を頑張って、帰宅すると眠い日々が続いています。土日もウトウト。
でも、もう少しで落ち着く予定だし、と、8月の謎解きイベントのチケットなど買っちゃいました。

今回は、上野にある東京都美術館で、閉館後におこなわれるイベントですshine
そう聞いただけで楽しそうですheart04
「ナイトミュージアム ~女王と女神の麗しの秘宝~」
ホームページは → こちら

申込みが遅かったのに、かろうじてチケットが取れたのは、追加公演のおかげ。
「古代エジプト展 女王と女神」の展示期間から見て、さらなる追加公演の可能性も…?
難易度を下げたファミリーデイのチケットは、まだ残っているようですし、ご興味がおありの方はチェックしてみてくださいね。

忙しいのが落ち着いたら、『冒険譚』を書きます。
いましばらくお待ちくださいませ。

進捗状況報告(2014/06/01)

最近は平日、仕事が忙しくて、すこし疲れています。
土日は休めていますが、自宅でうつらうつらと、回復に専念しています。
まだもう少し、そんな状況が続きそう。
あちこち不義理をしていますが、お許しください。

『冒険譚』のお話は、やや暗くて寂しい、「笑わない娘」という短編を考えています。
頭の中でぼんやりまとめているのですが、いかんせん余裕がなく、なかなか形になりません。
文章にしてみる気力も足りず・・・、状況が落ち着くまで、しばらくお待ちください。
セレンがメインのお話になる予定です。

最近、「人気ブログランキング」の「ファンタジー・SF小説」部門で、1位になったりしています。
たまたま他のサイトさんが不調ということのようなので、じきに順位は落ちると思いますが、いつも応援してくださる方々のおかげです。
どうもありがとうございます。

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