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ひとこと通信欄

  • (2017/4/29朝) そして、3月に続いて4月もまた、溶けるようにして消え去って行くのであった…。

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SF「夜景都市」(未完)

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2015年4月

さまよう人形(02)

 簡単に夕食をとった後、彼らは、ひとりずつ寝室を割り振って、手燭を持ち、おやすみを言いあって引き上げた。
 セレンが、自分に割り当てられた1階の部屋に入ると、そこには机と椅子とベッドと、大きな鏡があった。なるべく鏡のほうを見ないようにして――恐ろしげなものが映りそうな気がしてならない――、セレンは灯を机の上に置いた。
 ふと見ると、足元に、赤ん坊くらいの大きさをした人形がひとつ、うつぶせに転がっている。おさげ髪でスカートをはいた、布製の人形のようだ。セレンはおそるおそる、人形を拾い上げた。当然のことだが、べつに怖い顔ではなかった。縫い付けられた2つのボタンが目になっており、赤い糸で縫い取られた大きな口は笑っている。子供が作ったのだろうか、少しバランスが悪いが、それだけだ。セレンは、人形を机の上に座らせた。
 窓辺に行き、きちんと窓が閉まっていることを確かめ、戻って来たとき、しかし、彼は目を疑った。机の上に置いたはずの人形が消えている。床を見回しても、落ちていない。背後でキーッと音がして、びくっとして振り返ると、部屋の戸が細く開いていた。入って来たとき、確かに閉めたはずなのに・・・。
 戸口に向かおうとして、さらに、ぎょっとした。戸の隙間から、人形が覗いていた。さっきの人形だった。丸いボタンの目。いびつに笑っている口元。セレンが金縛りにあったように見つめていると、人形は、覗くのをやめて姿を消した。
 早く、戸を閉めてしまおう! あわてて扉に取りついたとき、部屋の外を通り過ぎた人影があって――
「ゼ・・・ゼラルド?」
 心細かったセレンは、思わず呼び止めた。灯を持って行き過ぎかけていた黒髪の若者は、足を止めて振り返ってくれた。セレンは悪夢から覚めたような気持ちになりながら、
「人形が・・・、そのあたりに・・・」
「人形? どこに?」
 不審そうな顔。セレンが扉を開けて廊下を見てみると、たしかに、人形は影も形もなかった。奇妙な沈黙が落ちた。
「・・・もし、門番の言うような不思議なことが起こったとしても」
と、ゼラルドは静かに言った。
「この屋敷に住む霊に、人に害をなすほどの力があるとは思えない。何か伝えたいことがあるくらいだろう。そして」
 冷ややかな微笑。
「フィリシアの部屋には念のための魔除けを施して来たが、君などのために術式を張る気はない。おやすみ、セレン」
 ゼラルドはそのまま、興味を失ったように向きを変え、歩き去ってしまった。
 溜息をついて、セレンは扉を閉めた。部屋の中に戻ろうとして、「わっ」と声をあげて後じさり、ドアに背をぶつけた。目の前に、くだんの人形が笑顔で浮かんでいた。

さまよう人形(01)

「手前どもの主人の訪れなくなった場所でごぜえますから。ここにお泊めするのは、べつに、かまいませんけどもね」
と、屋敷の門番は、上目づかいに、ぼそぼそと言った。
「なにぶん、不思議なことの起こる場所なんで。皆様がお泊りになって、どのようなことが起こったとしても、文句は言わねえでくだせえよ」
「不思議なことと言うと?」
 フルートが尋ねると、門番は、もぞもぞと続けた。
「まあ、たいした害は、ねえですけども。誰もいないのに足音が聞こえたり・・・、急に耳元で笑い声がしたり・・・、お部屋の鏡に人の顔が映ったり・・・、そんなようなことでさ」
「ええっ」
と、うしろでセレンが小さく声をあげたが、フルートは振り返らなかった。
「それくらいのことなら、かまわない。屋根のあるところに入れてもらえたら嬉しい」
「そうでごぜえますか。そうおっしゃるなら、どうぞこちらへ」
「ありがとう」
 フルートは、案内されるまま、すたすたと門の中に歩み入った。辺りを見回しながらセレンが続くと、フィリシアが不安そうに身を寄せて来て、ささやいた。
「ねえ、セレン。私、なんだか怖いわ」
「・・・きっと、あの門番が、ぼくたちを脅かしてみただけさ」
「そうかしら・・・きゃっ」
 フィリシアは飛び上がって、きょろきょろと足元を見回した。
「いま。いま、誰かが私の足に触れたわ!」
「ええっ」
「心配せずとも、害意はないようだ」
 ため息をつくように、後ろからゼラルドの声。フィリシアは、心細そうに振り返る。
「確かなの、ゼラルド」
「ああ。ずいぶん昔の、半ば消えかけた霊のようだから、あまり気にせぬことだ」
「早く来いよ」
 建物の玄関口で、フルートが呼んでいた。片手を腰に当てて、呆れた顔をしている。
「幽霊のいたずらごとき、気にしてどうする」
 言いながら、じろじろとセレンのほうを見るので、何だろうとセレンは訝ったが、気がついてみると、フィリシアがしっかりとセレンの腕につかまっているのだった。このせいか。
「セレン、君も。いくら怖がりでも、夜露に濡れるより良いだろう?」
 心なしか、フルートの口調が尖っている。怖がりとは何だ。言い返せないけれど。
 そうして、旅の一行は、古びた屋敷で一晩を過ごすことになったのだった。

予告:「さまよう人形」

まあまあ固まって来て、すこし書き始めたので、予告を出しちゃいます。
と言いつつ、初回のリリースは土曜になる予感…。
連載中に間があくことも、あるかもしれません…。

全4回くらい? ちょっぴりオカルトチックなお話です。
怪奇現象を苦手とするセレンが、どう活躍できるのか/できないのか、書いてみるのが楽しみです。
そういえば、セレンとフィリシアって、どちらのほうが幽霊を怖がるのかしら。むむ。

スタートまで、しばしお待ちください☆

進捗状況報告(2015/04/20)

結局、週末は、ほぼ眠っていました。
お仕事は落ち着いて来たものの、仕事の夢をよく見るあたり、まだ気を張っているのかな…。

ちょろちょろとPCゲームを遊んでいるのは、相変わらずPSO2です。SFテイストなのが好き。
小説は、あれこれ積ん読中で、
 宮部みゆき「ソロモンの偽証」、
 ジェシー・ケラーマン「駄作」、
 服部まゆみ「この闇と光」、
 黒史郎「怪談撲滅委員会」、
 青崎有吾「体育館の殺人」、
あたりが積み上がっております。
積み上げ内容を見る限り、やっぱり普段は、ファンタジーよりミステリが主食っぽい。

さて肝心の、次のお話は。
セレンがメインの怪異譚で、ほぼ決まりです。
顔ぶれとしては、フルート、ゼラルド、フィリシアが揃っていそう。
ミルガレーテはお休みだと思います。
もやもやと、お話が形になりつつあるところ。
まだ1ページも書いてなくて、少し書き出せたら予告を出すつもりです。

それでは、また、次回の更新でお会いしましょう。
次回、予告を書けたらいいな!

進捗状況報告(2015/04/15)

創作まで手が回りません。
でも、次のお話は、セレンがメインの怪異譚になるような気がしています。

週末あたり、少し余裕ができたら。
テレビを見たり、PCゲームを遊んだりしながら、もやもやと新しいお話を考えたいな。
いえ、お掃除も、お片付けも、しなくちゃならないのですけれども…。

…そんな状況です。
まずは、ご報告まで。

ひとやすみ:「とっとり・おかやま新橋館」&「名探偵コナン鳥取ミステリーツアー」

「名探偵コナン鳥取ミステリーツアー」(2015/4/29~2015/11/23)に、6月頃に参加しようと思い、情報収集のために、友人と二人で、「とっとり・おかやま新橋館」と「JTBトラベルゲート有楽町」を訪ねてみました。

【とっとり・おかやま新橋館】
東京メトロ「新橋」駅の、3番出口から直結している、鳥取県と岡山県のアンテナショップです。
首都圏に住んでいて、鳥取の観光予定があるなら、すごくオススメの場所です!
情報の宝庫です。各種パンフレットが揃うので、ガイドブックを買う必要がなくなります。
ブースが2つあって、係の人に相談すると、親身にあれこれ教えてもらえます。
「名探偵コナン鳥取ミステリーツアー」のパンフレットは、まだ届いていないとのことでした。

【JTB トラベルゲート有楽町】
「名探偵コナン鳥取ミステリーツアー」のパンフレットは、ここにもまだ来ていないと言われました。
でも、「パンフレットは4/22に届く予定です」との情報を入手しました!
それくらいの時期から詳細情報が出回るようになるものと思われます。

【名探偵コナン鳥取ミステリーツアー】
ツアーのホームページは こちら です。開催期間は 2015/4/29~2015/11/23 。
また、いろいろ調べてみると、ミステリーツアーのチェックポイントは次の6ヶ所です。
 「倉吉白壁土蔵群 観光案内所」(倉吉エリア)
 「大岳院」(倉吉エリア)
 「鳥取二十世紀梨記念館」(倉吉エリア)
 「とっとり花回廊」(米子エリア)
 「陣所の館」(三朝エリア)
 「砂の美術館」(鳥取エリア)
 ※「陣所の館」と「砂の美術館」は、どちらか一方に行けばいいみたい。
いずれにしても、チェックポイントが東西に散らばっているので、鳥取から入って米子に抜けるか、米子から入って鳥取に抜けるか、どちらかが良いということですね。
情報を探してネットサーフィンしてみた中で、4/12現在、いちばん詳しく書いてあったのは 南海国際旅行ホームページ2日で回るモデルコースも載っているので、要チェックですよ!

【本日のグルメ】
「とっとり・おかやま新橋館」の2階でランチ。混んでいましたが、ちょうど入れました。
数量限定らしいローストビーフプレートを頼みました。美味しかったですlovelyrestaurant

ローストビーフプレート

ランチに150円プラスすると、ミニソフトを付けられます。メニューには「ミニ」と書いてあるけど、普通のソフトクリームと同量くらいなのでは? 食べ応えがあって、お得な感じ。

ミニソフト
このアンテナショップで、おみやげに買ったものは、
倉敷のお菓子「むらすずめ」(並べ方が上下逆だったと後から気づきましたsweat02

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鳥取のクッキー「砂の丘」(まだ食べてないけど、聞いた話ではポルポローネみたいな感じ?)

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そして、鳥取県産「板わかめ」。
板海苔の仲間で、海苔じゃなくて、わかめです。
火であぶってパラパラとごはんに乗せたり、水で戻してサラダに入れたりできるようですが、このままパリパリ食べても、適度な塩気で美味しいです。

201504125_3
もらってきた鳥取関連のパンフレットを見ながら、旅行日程など検討しようと思いまーすnotes

追記:首都圏発2泊3日の日程案を考えました。ご興味があれば → こちら

ひとやすみ:どちらも選べないよ(アルドノア・ゼロとか)

お仕事、すこし落ち着いてきました。
ただ、早めに帰って来ても、そのぶん早く寝ちゃうから、広場でのお部屋めぐりなどは、まだサボりがちですsweat01

アルドノア・ゼロの最終回を見ました。
あのペンダントには、何かもっと秘密があると思っていたので、何もなくて残念でした。
なんとなく、もやっとする最終回だったけど…、このへんが落としどころだよね…。
いずれにしても、毎回、とても楽しみにして見ていました。お話・映像・音楽が三拍子そろった、素敵なアニメでした。
こんなふうに、「日常の中に楽しみがひとつ増える」感じで、自分も冒険譚を綴って行けたらいいなあ、と思ったりもしました。
アルドノア・ゼロ、ありがとう。

で、記事タイトルの「どちらも選べないよ」ですが。
ちょくちょく「イナホ派」「スレイン派」という話題を見かけたのですが、私はどちらも選べなかったなあ、と。
小説でいえば、銀英伝のラインハルトとヤン・ウェンリーも、選べないですし。
漫画でいえば、「ちはやふる」の太一くんと新くんも、選べないですし。
だいたい、「コーヒーと紅茶、どっちが好き?」とか、「ごはんとパン、どっちが好き?」とか、聞かれたときにも、やっぱり選べないのです。
コーヒーの飲み方は、ブラックのときも、お砂糖入れるときも、クリーム入れるときもあるよ。
紅茶の飲み方は、ストレートのときも、レモンのときも、ミルクのときもあるよ。
周りのひとが、「コーヒーが好き。いつもブラック」などと、あっさり言うのを見聞きすると不思議な感じです。
私みたいなのを、優柔不断って言うのかな…、いやいや、これはね、自由ってことだよ。とらわれないってことだよ。ね。ね?

ひと息ついたら、次のお話を考えます。
もうしばらくお待ちくださいませ~。

トーナメント結果のご報告

先日、「夜を越えて(トーナメント参加用)」を出品した自作小説 7ブログトーナメントですが、12作品がエントリーしてスタートし、1回戦で敗退しました。残念~。

でも、今回は前回と違って、ちゃんと読みに来てくださった方が5人ほどいらしたようなので、私としては満足ですnote
また、今回の開催では、個性豊かな作品が集まった印象を受けました。仕事仕事の毎日の中、いろんな作風のお話に触れられて、良い気晴らしになりましたconfidentspa

「光り姫」→「風に揺れる花の中で」→「夜を越えて」と出品して来たので、次の機会があったなら、本編フィリシアのお話か、セレン番外編あたりを、見つくろって出せたらいいなあと思います。
「夜を越えて」は、そのうち電子書籍にしますね☆

心の中で応援してくださった方々に、御礼申し上げます。
どうもありがとうございましたheart04

ひとやすみ:鳥取に行くよ(名探偵コナン ミステリーツアー2015)

年度末・年度初めで、とても忙しい毎日です。
なかなか更新できなくて、ごめんなさい。

ところで、西日本で毎年おこなわれている、「名探偵コナン」とタイアップした謎解きツアーがあるのですが、今年は鳥取で開催されるそうです。(ホームページは→ こちら です。)

私はこのミステリーツアーには参加したことがないのですが、過去に何度か参加したことのある友人の話によると、コナンが好きな子供たちが楽しく参加できるようにと、近年は難易度低めだそうです。
鳥取に行ったことがないので、気張らずに、観光メインのつもりで行ってみようかなあ、と思っています。
仕事が落ち着いたらね。5月か、6月くらいがいいかな。

4/29~11/23まで実施されるようです。
お近くの方や、ご興味のある方は、チェックしてみてはいかがでしょうかnotes

<2015/4/12 追記>
「名探偵コナン鳥取ミステリーツアー」について、検索サイトからいらした方は、追加情報の記事もどうぞご覧ください → こちら
首都圏発2泊3日の日程案もあります → こちら

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