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竜に乗って(02)

「ああ、乗せてやるよ。あんたさえ良ければ、1頭任せてやる」
「やった!」
 ルークの弾けるような笑顔につられて、竜の乗り手も笑いながら、念を押すように、
「ただ、その立派な白馬を繋いでおけそうな場所がないけどな。問題ないか?」
「馬を食らう竜でも住んでいない限り、自由に遊ばせておくさ」
「そんな大型竜はこの辺にいないな。でも、繋がずに逃げられても、俺のせいにするなよ?」
「ああ」
 ルークの明るい青い瞳を、しっかりと見つめ返して、竜の乗り手はうなずいた。
「よし、きまりだ。俺はゴウタ」
「俺はルーク」
「よろしくな、ルーク! じゃ、ちょっとだけ待ってくれ」
 竜の首をさわって、一言二言、何か命じるような語気で話しかけると、赤銅色の竜は甲高い声で、ギイイ、と鳴いた。
 呼応するように。前方の岩山から、またしても飛び立ったものがあり、みるみるうちに近づいて来て、風を巻き起こすように着地したところを見れば、こちらは青銅色をした、同じくらいの大きさの竜なのだった。ゴウタは自分の竜からいったん下りて、背負い袋の中から予備の鞍を取り出し、青銅色の竜にしっかりと括り付けた。
「ほらよ、ルーク。乗ってみろよ」
 ルークは白馬から飛び降りて、おそれげなく竜に近づき、しげしげと眺め、竜の首の鱗など撫でてみてから、トンと地を蹴って飛び乗った。
「そう、それでいい。馬と同じさ」
 ゴウタは軽く言って、自分も竜の背に戻った。
「いくらかは言葉も通じるしな。右、左、上、下、進め、止まれ。簡単だろ? あとは、ともかく、落ちなければいいんだ」
「了解!」
 ルークは楽しそうだ。ゴウタは、はは、と笑った。
「じゃあ、出発だ!」
 ゴウタが竜の脇腹を軽く蹴ると、赤銅色の竜はバサリと翼を広げる。ルークも真似をして、二頭の竜は一緒に飛び立った。心なしか恨めしそうな顔で見上げる白馬に、ルークは「また、あとで」と声をかけた。赤銅色の竜が上昇すると、青銅色の竜も、後を追って上昇した。
「すごいな!」
と、ルークが声を弾ませる。
「ゴウタ、もしかして、宙返りは?」
 ゴウタは返事の代わりに、ひゅるる、と口笛を吹いた。赤銅色の竜はゴウタを乗せたままクルリと一回転した。へへ、と自慢げにルークを振り返ったゴウタは、ルークが同じように口笛を吹いたので、目を丸くした。青銅色の竜は、ルークを乗せたままクルリと一回転!

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コメント

月路さん今日は〜。

ルーク同様楽しませて貰っています(^o^)/

青銅と聞いてついつい巨人タロスを連想。
ギリシャ神話もなかなかいいですよね。
カッパードラゴンにも赤銅、青銅があるとはなかなか興味深い設定です。

ちなみにとり3という事なので
鳥つながりでグリフォンやヒポグリフ
鳥の頭の付いたクリーチャーがやっぱり好きですねw

グリフォンライダーの白頭鷲騎士団…壮観だろうなぁ

捜し物探索終わったらどういう結びなのかな…
探してたのがマンドラゴラじゃなきゃいいけど。

ではまた

とり3さん、
コメントありがとうございます♪

軽快なお話でありますように、と思いながら書いています。
赤・青・黄色・白・黒、等々、いろんな色の翼竜がいたら賑やかでいいかも。
とりあえず赤銅色と青銅色が登場しているのは、作者の好みです☆

ギリシャ神話も良いですし、北欧神話も(固有名詞が難しいけど)良いですね。
そうか、小人のお話は書いたけど、巨人のお話は書いてないなあ、などと思いました~。

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