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  • (2017/4/23夜) お話もだけど、読みやすさとか、投稿サイトの使い方とか、いろいろ考え中。でも、ブログでの公開は、なくさないからね。

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2017年4月

ひとやすみ:マストドンとかピクシブとか

少し間が空いてしまいました。
土日休めるようになったので、新しいお話を考えようと思っていたのですが、ちょっと脇にそれて、創作活動の方法について、しばらく考えていました。

それというのも、ツイッターに似て非なる、「マストドン」という新しいユーザコミュニティ系サービスを試したら、小説書きの人たちとお話ができて、興味深い体験ができて…、
大手投稿サイト「ピクシブ」に、いままで私は小説を載せないで来たのだけれど、載せてみようかと迷う気持ちになったり…、
目次の整備を急ぐ気持ちになったり、過去作品の修正を進める気持ちになったり…、
手間をかけずにブログ連載小説の読みやすさを向上するために、どうしたらいいかなあ、とか…、
そういうようなことを、あれこれ考えていました。
まだちゃんと整理しきれていないのですが、近いうちに色々、やってみるかもしれません。

次のお話は、フルート(ルーク)のお話か、ゼラルドのお話にしたいのですが、まだまだ未定です。
もしかしたら、ゴールデンウィークも、お話の連載より、活動環境まわりを整備させていただくかもしれません。

・・・近況報告でした!

こぼれ話:世界が昨日とは違って見える(ゼラルド)

ゼラルドの場合、世界の生まれ変わりは、他の仲間たちより遅く訪れました。
幼いときに母を亡くしたときも、父王が再婚したときも、義妹の執着が少しずつ病んでいったときも、ゼラルドの世界は「じわじわと」暗く狭くなり、昨日と今日とは常に地続きだったからです。

リオンが従者として来てくれたときも、ゼラルドが国を出ることを決意したときも、昨日と今日とはやっぱり地続きでした。いったいどうして、これほどに、のっぴきならない閉ざされた生きざまになってしまったのだろうかと、彼は時々自問したものでした。
過去のどの時点においても、悩みながら、最良と思われる選択をしてきたのに、袋小路に迷い込み、あとは彼自身が消え失せるしかない…。

そのような状況でしたから、彼を取り巻く世界が劇的に変化したのは、そう、ミルガレーテの力を借りて空間を跳躍し、リーデベルクの王家の森で力尽きているところをフルートとセレンに助けられ、三日三晩眠り続けたのちに目覚めて、自らが遠い内陸の国に辿り着いていると知らされたときでした。
見知らぬ土地で、見知らぬ人々に囲まれ、内陸の言葉で会話しながら、彼はまるで夢でも見ているかのように感じており、その非現実感は、仲間たちと旅に出てからも続きました。
「霧の中」というお話に示されているように、彼にとって、この旅は「奇跡にも似た今」だったのです。
逃避行の前と後で断絶してしまった彼の世界が、ひとつの世界へと統合されたのは、のちに故国に戻ったときのことになります。…まだ語られていない、別のお話です。

こぼれ話:世界が昨日とは違って見える(セレン)

お仕事が忙しくて、こぼれ話ばかりですが、ご容赦を。
今日はセレンの話。

親に言われるまま勉強ばかりしている、心の冷えた少年だったセレンの目に、世界というものが真新しい意味を持って映るようになったのは、そう、彼が森の中で偶然フルート(ルーク)に出会ったときからでした。
年齢でいうと、11歳のとき。たしかに、友達の影響を受けやすい年頃でもあります。

自分より年下ながらカリスマ的な資質を備え、明るく美しく表情豊かで、身分という秘密を抱えた友達の出現に、セレンはすっかり心を奪われました。セレンの世界は、突然現れたこの太陽によって、急に色彩にあふれた賑やかなものになりました。
フルートと共にあることで、セレンは自分自身の「楽しい」「嬉しい」「悲しい」といった感情に気づくようになりました。のちになってセレンは、フルートに出会うより前の自分のことを、人形のように感情が乏しかったと思うようになります。

何年も一緒に過ごすうちに、二人の間柄は、より静かで確かな友情の絆に変わっていきますが、知り合った当初にいろいろと、かっこわるい恥ずかしい言動を見られてしまっているので、セレンはフルートに対しては、あまり取り繕うことがありません。
社交的でありながら、人の目を気にする神経質な一面も持っているセレンにとっては、親しい友のいる場所が、すなわち「世界の中心」なのかもしれません。

こぼれ話:世界が昨日とは違って見える(フルート)

このまえはフィリシアでしたが、今日はフルートのこと。

彼の場合、世界が生まれ変わったと感じられたのは、8歳くらいのとき、教師に連れられて、初めて城下に「おしのび」で出かけたときでした。
それまでも、父王の若かりし日の冒険談や、旅人の語る異国の話などを、興味を持って聞く子供ではあったのですが、実際に自身で城の外に出てみると、思った以上に身近なところに、思った以上に異なる文化が広がっていて、彼はすっかり興奮しました。
いつもとは違う名前で呼ばれたり、いつもとは違う言葉遣いでしゃべったりするのもスリリングな体験でしたし、初めてお金を払って買い物をし、見知らぬ人たちが雑然と行きかう中を歩き、自分と同じくらいの年頃の子供たちが駆け回って遊んだり働いたりしている光景を見ると、ドキドキして胸がいっぱいになりました。
教師は、月に一度ほど外に連れ出してくれて、そのうちに、都の子供たちとも遊ばせてくれるようになりました。やがて、フルートは一人でこっそり抜け出して遊びに行くことを覚えます。同時に、「もっと遠くに行けば、もっと違うものを見られる」という憧れを、強く抱くようになったのでした。

少年時代のフルートについて言及している番外編エピソード、「幼きもの」や「夢みたもの」にも、そういう彼の「外へのあこがれ」が見え隠れしています、ね。

こぼれ話:手の大きさ

今日は、こんなエピソード。日常の一コマです。

あるとき、セレンとフィリシアは、三人掛けくらいの大きなソファに二人でゆったり座って話をしており、セレンがなにげなく自身の長髪をひとつにまとめて三つ編みにしていると、フィリシアはその手をじっと見て、言います。
「セレンの手は、とてもきれいね。あなたの手を見ていると、私、なんだか自分の手を隠したくなるわ」
「そう? でも、君の手のほうが、華奢で、やさしくて、女の子らしいと思うよ」
「そうかしら…」
「ぼくの手はこんなに大きいし」
と、セレンがフィリシアのほうに手をひらいて見せると、フィリシアは、
「そうね、大きさは違うわね」
と言って、自分も手を出して、セレンと手のひらを重ね、大きさをくらべて、
「そうね、セレンの手はとてもきれいだけれど、手の大きさや指の長さは、こんなに違うのね…」
無防備なフィリシアを見ながら、セレンは、(このまま指をからめて口説いてみようかな)という気持ちになりかけますが、旅を始めるときにフルートから、「隣国の姫に手を出すな」と厳重注意されているので、やめておきます。
ちょうどそのとき、フルートが部屋の戸口にやって来て、手のひらを重ねている二人を見るや、
「セレン!」
と咎めるような声。セレンはフィリシアから手を離して、
「怒られるようなことは何もしていないよ。それより、君もこちらに来て、手のひらを見せて」
フルートは、よくわからないまま、二人のところまできて、片手を前に出します。セレンはそれに自分の手のひらを重ねて、フィリシアに向かって、
「ほら、フルートよりも、ぼくの手のほうが大きいくらいだもの。フルートの手だって、君の手よりは大きいはずだけれど」
言いながら、フルートとフィリシアの手のひらを重ねるように仕向けると、
「「え…」」
と、フルートとフィリシアは、手を重ねながら、どぎまぎする様子を見せます。
「そうね、フルートの手は、私の手より大きいし、男のひとの手…」
そっと手を離すフィリシア。フルートは、あいまいに「うん」と頷いていて、セレンは二人の様子を見ながら、(ふうん)と思います。

という、ただそれだけのエピソードですが、これもいずれ、どこかのお話の中に混ぜ込めたらいいな。

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