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こぼれ話:手の大きさ

今日は、こんなエピソード。日常の一コマです。

あるとき、セレンとフィリシアは、三人掛けくらいの大きなソファに二人でゆったり座って話をしており、セレンがなにげなく自身の長髪をひとつにまとめて三つ編みにしていると、フィリシアはその手をじっと見て、言います。
「セレンの手は、とてもきれいね。あなたの手を見ていると、私、なんだか自分の手を隠したくなるわ」
「そう? でも、君の手のほうが、華奢で、やさしくて、女の子らしいと思うよ」
「そうかしら…」
「ぼくの手はこんなに大きいし」
と、セレンがフィリシアのほうに手をひらいて見せると、フィリシアは、
「そうね、大きさは違うわね」
と言って、自分も手を出して、セレンと手のひらを重ね、大きさをくらべて、
「そうね、セレンの手はとてもきれいだけれど、手の大きさや指の長さは、こんなに違うのね…」
無防備なフィリシアを見ながら、セレンは、(このまま指をからめて口説いてみようかな)という気持ちになりかけますが、旅を始めるときにフルートから、「隣国の姫に手を出すな」と厳重注意されているので、やめておきます。
ちょうどそのとき、フルートが部屋の戸口にやって来て、手のひらを重ねている二人を見るや、
「セレン!」
と咎めるような声。セレンはフィリシアから手を離して、
「怒られるようなことは何もしていないよ。それより、君もこちらに来て、手のひらを見せて」
フルートは、よくわからないまま、二人のところまできて、片手を前に出します。セレンはそれに自分の手のひらを重ねて、フィリシアに向かって、
「ほら、フルートよりも、ぼくの手のほうが大きいくらいだもの。フルートの手だって、君の手よりは大きいはずだけれど」
言いながら、フルートとフィリシアの手のひらを重ねるように仕向けると、
「「え…」」
と、フルートとフィリシアは、手を重ねながら、どぎまぎする様子を見せます。
「そうね、フルートの手は、私の手より大きいし、男のひとの手…」
そっと手を離すフィリシア。フルートは、あいまいに「うん」と頷いていて、セレンは二人の様子を見ながら、(ふうん)と思います。

という、ただそれだけのエピソードですが、これもいずれ、どこかのお話の中に混ぜ込めたらいいな。

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コメント

セレンとなら無邪気に手を比べたりしていたのが
フルートが相手だと意識してしまいドキドキ・・
手のエピソードで
とてもフィリシアの心理が伝わり
素敵で
こちらもドキドキするエピソードですね☆

ホシノさん、
コメントありがとうございます♪

フィリシア自身は、まだそのドキドキに正面から向き合えずにいるようです。
一方、セレンに焦点を当ててみると、彼は容姿が中性的で、物腰も柔らかいので、女性を油断させるのが得意。
フィリシアがすっかり油断しているのを見て、フルートが内心ハラハラしているのかと思うと、ちょっと微笑ましいですtulip

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